パニック障害(動悸・心臓の違和感)(20代・男性)

少し前から心臓に違和感を感じていましたが、2カ月程前に仕事先で突然、激しい動悸、過呼吸、胸の不快感におそわれ病院に運ばれました。
検査を受けたところ、心臓には特に異常が見つからずパニック障害と診断をされました。

その後、病院の薬を服用するなどで症状は落ち着いてきていましたが、1週間ほど前から仕事の担当地区が変わった事もあり、再び動悸や胸の違和感が起きるようになりました。

来店されてお話を伺っている時も、かなり左胸が気になるご様子です。

症状の出方や舌・身体の状態、糸練功の結果からは、気の上衝による動悸と胸の違和感のようです。
急迫症状を緩和する漢方薬と、気の上衝を発散する働きのある漢方薬をお出しして様子を見る事にしました。

また改善速度が早くなるように、症状に対応するツボに銅粒を貼る事でツボへの刺激も合わせて行いました。

発症してから間もない事もあり、漢方薬の服用1週間程で動悸や胸の違和感が軽減しだして、1か月後に来店された時には症状は気にならなくなっていました。

現在は再発防止を目的に、漢方薬の服用を続けて頂いています。
もう少し様子をみて、良い状態が続くようでしたら段階的に漢方薬も減らしていけると思います。

心臓は、膀胱(心因性頻尿)や大腸(過敏性腸症候群)と並んで精神面の影響を受け易い臓器です。

心臓に問題が無いにも関わらず、動悸や胸痛、心臓に対する不安感におそわれる場合、パニック障害や心臓神経症と診断される事が多いですが、漢方薬が効果を発揮する事が多い症状でもあります。

この方の漢方薬代金 2週間あたり 気の発散作用の漢方薬 4200円 急迫症状緩和の漢方薬 4200円(税別)(代金は症状・体質により異なります)