高齢者の腰痛にも漢方薬(90代・女性)

半年ほど前から痛みが出始め、歩行がゆっくりになってきました。
2ヶ月前から立ち上がるだけでも痛みが起きるようになったため整形外科を受診したところ、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症と診断されました。

 

尖った腰椎の一部が神経に触れているために痛みが強いのでしょうと伝えられたそうです。

 

牽引やホットパックなどのリハビリ治療や鎮痛剤を服用しましたが、強い痛みに改善は見られませんでした。

 

何とかならないかと別の整形外科も受診しましたが、やはり同様の診断で高齢のために手術やブロック注射も難しいようでした。
そのためご家族の方から漢方薬のご相談がありました。

 

腰の痛みが強く、太ももにかけて痺れや痛みがあります。
安静時にはまだ良いのですが、歩いたり立ち上がったり、腰に負担がかかると強い痛みが出てしまいます。

 

症状の出方や糸練功の結果からも、痛みの原因は腰椎にあるようでした。
漢方薬は、骨を強めて腰周りの状態を正常化させる働きのある煎じ薬をお出ししました。また痛みがある間は出来るだけ腰に負担を掛けないようにお伝えしました。

 

漢方薬の服用を始めて2週間後
まだ痛みに変化はありません。
腰椎が原因の腰痛は自覚的な改善まで時間がかかる事が多いため、引き続き同じ漢方薬の服用を続けて頂きました。

 

6週間後
まだ痛みが強く寝返りをうつ事も難しいですが、漢方薬の服用前に比べるとあきらかに痛みの強さが改善してきているようです。

 

9週間後
まだ痛みはありますが、漢方薬の服用前に比べると痛いと言う回数がだいぶ減ってきているようです。
以前に比べると全然違うとデイサービスのスタッフさんやヘルパーさんも驚いていると、ご家族の方から教えて頂きました。

 

糸練功でお調べした反応からは、まだまだこれからも改善の余地は充分にあると思います。
この調子で漢方薬の服用を続けて頂くと、腰痛による日常生活への支障は大きく改善出来ると思われます。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり 700円(税別)(代金は体質、症状によって異なります)