起床時と歩行時の腰の痛み(50代・女性)

元々慢性的な腰痛持ちではありましたが、半年程前から調子が悪くなってきたため漢方相談に来店されました。

 

腰痛の状態についてお尋ねすると、就寝中や起床直後からしばらく続く痛みと、歩行時や姿勢によって起こる痛みがあるようです。

 

お仕事でどうしても腰に負担が掛かるため、なおさら痛みが強くなってきているようでした。

 

症状の出方や糸練功の結果からは、関節への負担と血流の悪さの2つの原因があるように思われました。
そのため関節を強める漢方薬と血行を促進する漢方薬の2種類をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めて1ヵ月程すると、就寝時や起床直後の痛みに軽減がみられるようになりました。
今までは起床時に布団の縁をつかまないと起き上がれない事も多かったのが、スムーズに起きる事が出来るようになりました。

 

ただし2ヵ月程服用を続けても、歩行時やかかんだ時に起こる痛みには変化がみられません。
動作時に強くなる痛みは、関節や筋肉に問題がある事が多いです。

 

そのため関節に対する漢方薬を調整し直して、血流に対する漢方薬を筋肉の緊張を緩める漢方薬に変更しました。

 

漢方薬を見直して1カ月後には、動作時の痛みにも改善がみられました。
今までのように歩行時に痛む事が無くなり、途中で立ち止まって休む必要が無くなったそうです。

 

漢方薬に加えて、自分で出来るツボ刺激やストレッチなどを併用したのも効果的だったと思われます。

 

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)