更年期障害

更年期障害は、加齢に伴うホルモンバランスの乱れによって引き起こされる、自律神経症状による病態が多くを占めます。

 

ホットフラッシュや発汗、動悸、息切れ、頭痛、めまい、喉の詰まりなどの様々な身体的な不快な症状が起こり、イライラや抑うつなどの精神症状が伴うことも多くあります。

 

一概に更年期障害といっても個々人で症状の出方や強さは全然違います。また元々は女性特有の症状と考えられてきましたが、最近では男性にもホルモンバランスの乱れに伴う更年期障害があると言われています。

 

漢方治療では、更年期障害も五志の憂(自律神経の乱れ)の一つとして捉えて、治療をしていきます。自律神経のバランスを整えながらホットフラッシュや動悸、首から上の発汗などの患者さん各人の強く出ている症状を改善する事を目的に取り組んでいきます。

改善症例

〇50代・女性
最近ちょっとした事で、イライラしたり腹が立ったりするようになってしまったとご相談がありました。

 

家族に対して腹を立てた後で、なぜあんなことで怒ってしまったのか?と落ち込む事もあるご様子です。以前はそんな事は無かったので、年齢的に更年期症状が出てきたのかもしれないと心配をされていました。

 

体質・症状に合っていると思われる自律神経に対する漢方薬をお出ししたところ、服用1か月後にはあまりカッとする事が無くなったと教えて頂きました。
全体的に体調も良いように思うとの事で、漢方薬の服用を続けて頂いています。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり400円(体質・症状によって漢方薬の代金は異なります)