胆砂・胆石による症状

食生活の西洋化によって油物・脂肪の摂取量が増えたこともあり、胆石もしくは胆石までの大きさは無い砂状の胆砂を持っている方が増えていると言われています。

 

胆石、胆砂は肝臓から分泌される胆汁の成分(主にコレステロール)が結晶化した物です。
胆石や胆砂が身体に影響を与えない場所にある時は自覚症状はありませんが、影響の大きい場所にあったり、砂状の物がたくさんある事で様々な不快な症状の原因となる事があります。

 

胆管を胆砂・胆石が流れている時は、動くことで刺激となり痛みが生じて胃痛と間違える方が多くいます。
人によっては右側を中心とした背部痛が起こる場合もあります。

 

また胆砂がある事で胆汁の流れが阻害されると、油の消化不良が起こる原因になります。
そのため胸焼けや腹部の張り(膨満感)、軟便、おならが何度も出るといった症状が現れる事があります。
胆砂による胆汁の欝滞が、口臭の原因になる事もあります。

 

また胆石が流れる時に完全に胆管を塞いでしまうと、胆汁の欝滞が起こり黄疸症状や白い便が出ることがあります。
このような時は非常に危険な状態時ですので、すぐに病院受診をする必要があります。。

 

油の多い食事をした後で胃痛や背中の痛みに悩まされたり、痛みは無くても胸焼けや不快感、軟便などになってしまう方は胆砂、胆石が原因となっている可能性があります。

胆砂・胆石症に対する食養生

胆砂は油物の摂り過ぎを控える事が大切です。

 

また油成分を吸着して、便へと排泄する水溶性繊維を多めに摂る事も大切です。
水溶性繊維が少ないと、油性成分が小腸で再吸収され胆汁が濃くなり胆砂の結晶が生まれる原因となってしまいます。

 

松阪漢方堂では、胆砂・胆石を溶かす作用のある煎じ茶を使って治療を行っていきます。
小まめに煎じ茶を飲み続ける事で胆石・胆砂の角が取れて丸くなり、身体へ与える影響が少なくなり、便と一緒に流れ出易くなります。

 

このお茶は、胆砂、胆石だけで無く膵石や腎臓結石なども溶かす働きがありますので、石でお悩みの方はご相談頂ければと思います。
煎じ茶は遠方の方には、お送りもしています。まずはお気軽に電話、メールでお問い合わせ下さい。

 

〇代金の目安 煎じ茶 約50日分 6000円前後

胆砂による症例

40代・男性
3年前から、食欲不振や食後の胃もたれなどの症状に悩まされています。
油物や甘い物を食べると、特に調子を崩してしまいます。そのため体重も5キロ以上減ってしまいました。

 

症状の出方から、胃の不調には胆砂による油の消化不良が考えられました。
病院でもそのような事を言われたようです。

 

胃の調子を整える漢方薬と、胆砂を溶かす煎じ茶をお出ししました。
漢方薬を飲み始めると順調な改善を見せ、3カ月後には焼肉や揚げ物、甘い物を食べても以前のように胃もたれが起きる事が無くなりました。
食べる楽しみが戻ってきたと喜んで頂き、体重も調子を崩す前に戻ってきました。

 

50代・男性
健康診断で大量の胆砂があるとの指摘を受けたため、ご相談がありました。
遠方の方だったため、胆砂を溶かす煎じ茶をお送りして、毎日服用を続けて頂きました。

 

9カ月後の健康診断の結果では、胆砂の量の大幅な減少が見られました。

 

40代・男性
胃痛・胃の膨満感・胸焼けのご相談がありました。
胃の痛みは1日に数回出てしまうこともあります。
食生活では、アルコールや油物の摂り過ぎの傾向があるようでした。

 

胃の働きを良くする漢方薬と胆砂を溶かす煎じ茶をお出ししました。
また食養生として出来るだけアルコール、油物の摂り過ぎを控えて頂きました。

 

積極的に食養生に取り組んで頂いた事もあり、漢方薬の服用を始めて3カ月程すると、過度の暴飲暴食をしない限りは胃痛や胸焼けの症状が出ることもなくなりました。