パニック障害(動悸、不安感)の漢方改善症例

〇20代・女性(動悸、不安感、息苦しさ、喉の詰まり、不眠症状)

2ヵ月程前から、動悸や不安感、緊張、息苦しさが起きるようになったために漢方薬のご相談に来店されました。

 

起床時や車の運転、人混みなどで、特に症状が強く現れます。

 

また緊張感が強くなると、手足が冷たくなり、のどに違和感が出てきます。
睡眠も浅くなってしまい、夜中に何度も目が覚めるようになってしまいました。

 

病院では「パニック障害」と診断を受けて、頓服としてレキソタンを処方されています。
他店で出された漢方薬をしばらく服用していましたが、効果が感じられない為に中断したようです。

 

症状の出方や体質的な傾向、糸練功の反応から「気の停滞」を改善する漢方薬と2種類の補助剤をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めて1カ月後

まだ大きな改善はみられませんが、調子の良い日が少し出てきたようです。
調子の波が大きく、安定はしていません。少し漢方薬の組み合わせの調整をしました。

 

2カ月後

動悸は殆ど起こらなくなり、夜もぐっすり眠れるようになりました。
不安感や緊張感もだいぶ起こりにくくなってきました。

 

ただし喉の詰まりとそれに伴う息苦しさに、あまり改善がみられません。喉の詰まりに対して、漢方薬を一部変更しました。

 

3カ月後

喉の詰まり、息苦しさも殆ど起こらなくなりました。レキソタンも飲む必要が無くなっています。

 

その後事情で一時漢方薬の服用を中断したために、また動悸や息苦しさがぶり返した時期がありましたが、
服用を再開すると短期間で症状も落ち着きました。

 

現在はパニック障害の症状も出る事が無くなり、体調も良い状態が続いているようです。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)

 

〇20代・男性(動悸、心臓の違和感)

2カ月程前に仕事先で突然、激しい動悸、過呼吸、胸の不快感におそわれ病院に運ばれました。
その少し前から心臓に違和感を感じてたようです。

 

検査を受けたところ、心臓には特に異常が見つからず「パニック障害」との診断を受けています。

 

その後、病院の薬を服用するなどで症状は落ち着いてきていましたが、1週間ほど前から仕事の担当地区が変わった事もあり、再び動悸や胸の違和感が起きるようになりました。

 

来店されてお話を伺っている時も、かなり左胸が気になるご様子です。

 

症状の出方や舌・身体の状態、糸練功の反応からは、「気の上衝」による動悸と胸の違和感のようです。
急迫症状を緩和する漢方薬と、気の上衝を発散する働きのある漢方薬をお出しして様子を見る事にしました。

 

また改善速度が早くなるように、症状に対応するツボに銅粒を貼る事でツボへの刺激も合わせて行いました。

 

発症してから間もない事もあり、漢方薬の服用1週間程で動悸や胸の違和感が軽減を始めました。
1か月後には、動悸も胸の違和感も消失しました。

 

その後は再発防止の目的で、5カ月程漢方薬の服用を続けて頂き、漢方治療を終了しました。

 

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)

 

〇30代・女性(動悸、吐き気、めまい、喉の詰まり、手足の痺れ)

1年程前から外出時の動悸や吐き気、めまい、喉の詰まりや手足の痺れに悩まされています。
特に職場以外の場所に車や電車などで出掛ける時に症状が出易い傾向にあります。

 

そのため仕事帰りに外食したり、休日に買い物に出かける事も出来なくなってしまいました。。

 

30分程電車に乗って来店する事も難しいため、電話やメールで症状を聞きながら漢方薬をお送りする事にしました。

 

漢方薬の服用を開始して2週間ほどすると、今までにない調子の良さを感じたようでした。
その後は、調子の良い状態と悪い状態を繰り返しながら、全体的には少しずつ改善方向に向かいました。

 

漢方薬の服用を開始して5ヵ月

以前は毎日のように起きていた動悸や吐き気などが週に1回程しか起こらなくなりました。
症状の激しさも軽減して、以前に比べると楽にやり過ごすことが出来るようになりました。

 

6カ月後

仕事の後に来店出来るようになりました。緊張感や不安感が多少伴うものの、近所の店で短い時間なら外食が出来るようになりました。

 

9ヵ月後

不安感や喉の詰まり、動悸、めまいなどの自律神経症状は消失しました。
あまり構える事無く外食も出来るようになり、休日もお買い物などを楽しめるようになりました。

 

15カ月後

服用開始10カ月ぐらいから、少しずつ段階的に漢方薬の量を減らし始めました。
15ヵ月目で、再発の可能性は極めて低いと判断して漢方治療を終了する事が出来ました。

 

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり650円(税別)

 

30代・女性(動悸、不安感、息苦しさ、のぼせ)

半年ほど前から起床時や寝る前、外出する時に、動悸や不安感、息苦しさが起きるようになりました。
不安が強くなるため、高速道路の運転も難しくなってしまいました。

 

病院を受診していないため診断を受けたわけではありませんが、症状の出方からは「パニック障害」のように思われます。
気の発散と血虚を補う作用を併せ持つ漢方薬と、気滞を改善する漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬の服用開始2カ月後

外出前などに動悸や不安感が起きる事もありますが、だいぶ回数が減ってきました。
外出してしまえば大丈夫になってきたため、行動範囲が増えてきました。

 

3カ月後

自信がついてきたため、仕事を再開しました。たまに短時間不安感が起きる事がありますが、すぐに落ち着くようになりました。
調子の良い日が、とても多くなってきています。

 

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)

 

パニック障害は、漢方薬で改善出来る事の多い疾患です。

 

またパニック障害と診断を受けていなくても、動悸や不安感、喉の詰まり、手足の痺れなどの症状でお困りの方はご相談下さい。

 

パニック障害について詳しくはこちらをご覧下さい。