月経前症候群(PMS)の改善

①20代・女性
2年程前から生理前になると感情が不安定になり、気持ちの落ち込み、いらだち、無気力感、倦怠感に悩まされています。

 

段々と症状が悪化しており、この1年ぐらいは生理前の2~3日間は大学の講義を欠席する事も頻繁にあるようです。

 

主な症状が精神面に集中しているので「月経前不快気分障害」とも言えるようです。
月経前不快気分障害は、月経前症候群(PMS)と比較してより精神症状が重いものを言います。

 

月経前症候群に対しては、通常は瘀血や血虚など血に関係する漢方薬を用いる事が多いのですが、この方の場合は糸練功でお調べすると気と水に作用する漢方薬が合っているようでした。

 

気の巡りを改善する漢方薬と水の巡りを改善する漢方薬の2種類をお出しすると伴に、水分の過度の飲み過ぎと甘い物の摂り過ぎは控えるようにお伝えしました。

 

漢方薬を飲み始めて1カ月後の生理前には、今まで程の気持ちの落ち込みが起こらず、講義も休まなくても大丈夫だったようです。

 

その次の生理前は更に症状が軽くなり、変な落ち込みやいらだちなどはあまり気にならなくなりました。

 

漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)

②40代・女性
数年前から生理前になると、下腹部の鈍痛や身体の重さ、倦怠感などの不快な症状が続いています。
体質的な傾向や糸練功の反応から、血流を改善するエキス剤と錠剤をお出ししました。

 

また血行を良くするために、普段から適度に身体を動かしたり、シャワーで済ませず湯船にきちんと浸かるようにお伝えしました。

 

漢方薬を飲み始めて翌月から、下腹部の鈍痛などの生理前の不快な症状は気にならなくなりました。
その後も半年ほど良い状態が続き、お仕事の都合での転勤により漢方治療を終了しました。

 

漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり530円(税別)

 

③20代・女性
生理の2週間前から下腹部の鈍痛が続き、生理が始まると4~5日間痛みで寝込んでしまいます。
そのため1ヵ月のうち半分以上は、生理に関する体調不良に悩まされています。

 

糸練功でお調べして血虚に対する漢方薬と瘀血に対する漢方薬の2種類をお出ししました。

 

また目の酷使は血の消耗を助長します。そのためスマートフォンの過度の使用は控えるようにお伝えしました。

 

漢方薬を飲み始めて最初の1~2ヵ月は少し良いかな?程度でしたが、3ヵ月を過ぎる頃から改善がみられました。

 

生理前は殆ど症状が出なくなり、あっても生理1~2日前に軽い鈍痛を下腹部に感じる程度に改善しました。

 

生理痛もゼロではありませんが、初日に1~2回鎮痛剤を飲むだけで、2日目以降は殆ど症状は気にならないようです。
以前のように寝込むほどの体調不良が起きる事も無くなりました。

 

漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)

 

月経前症候群(PMS)は漢方薬で改善出来る事が多い疾患です。

 

一度きちんと体質部分から改善すると、不摂生を続けなければ漢方治療終了後に再び症状がぶり返す事も殆どありません。
月経前症候群(PMS)でお困りの方はご相談下さい。