好酸球性副鼻腔炎

難治性の副鼻腔炎である「好酸球性副鼻腔炎」に罹患する方が増えていると言われています。

 

通常の副鼻腔炎は、主に細菌やウイルス感染による鼻腔内の炎症、化膿が原因となります。
またアレルギー性鼻炎が原因となったり、鼻中隔が曲がっているために鼻の通りが悪い事で引き起こされる事もあります。

 

それに対して好酸球性副鼻腔炎は、細菌、ウイルス感染が原因ではありません。
罹患者の鼻の粘膜や血液検査の結果、白血球の一種である好酸球が増えていることから好酸球性副鼻腔炎という病名がつけられました。

 

原因は不明で、治療法も確立されていません。
現在のところ、対症療法としてステロイドのみが効果を確認されています。
多発する鼻茸を手術で除去しても、すぐに再発する可能性が高いと言われています。

 

治療の難しさから、2015年に「指定難病」に認定されました。

好酸球性副鼻腔炎の主な症状

○粘っこい鼻水、鼻づまり
○鼻茸(はなたけ)の多発
○嗅覚の低下
○味覚の低下

 

好酸球性副鼻腔炎は、命に関わるものではありませんが、強い鼻詰まり、匂いが分からないなどの症状が続く非常に煩わしい病気です。

好酸球性副鼻腔炎に対する漢方薬

「好酸球」とは、白血球の一種でアレルギー反応に関わる細胞です。
免疫バランスとの関りが深い細胞でもあります。

 

そのため免疫を正常化させる作用があり、抗炎症、化膿作用のある漢方製剤を組み合わせて改善に取り組みます。

改善症例

30代・女性
5年前から、粘性の鼻水、鼻詰まり、においが分からないという症状が現れ、検査の結果、好酸球性副鼻腔炎との診断を受けました。
ステロイド以外は有効な治療法は無いと告げられ、特に薬の服用はしていません。

 

免疫を正常化させ、炎症を改善する働きのある漢方製剤2種類と鼻茸に対する錠剤をお出ししました。

 

服用を開始して2ヵ月後には、以前に比べて鼻詰まりの辛さが軽減してきました。

 

4ヶ月後には、更に鼻詰まりが軽減して、においが分かるようになってきました。

 

5ヶ月後には、日によって多少鼻詰まりを感じる事もありますが、日常生活ではほとんど支障が無い範囲にまで改善しました。
まったく分からなくなっていた、においも良く分かるようになりました。

 

この方の漢方薬代金 3種類の漢方薬 1日あたり780円(税別)

 

医学的には有効な治療法が無い疾患でも、漢方薬で改善出来る事があります。
好酸球性副鼻腔炎もそのような疾患の一つではないかと感じています。

 

遠方の方の場合は、出来れば初回は来店して頂くのが望ましいですが、2回目以降は漢方薬の郵送にも対応しています。好酸球性副鼻腔炎でお困りの方は、まずは電話かメールでお問合せ下さい。