陰部の痒み・陰部搔痒症

陰部の痒み、陰部搔痒症と漢方薬

陰部の痒みは、男女や年齢の区別なく起こり、発疹がある場合と無い場合があります。
発疹がある場合は、白癬菌やカンジダ菌などのカビの感染や尖圭コンジローマなどのウイルス感染が原因の事があり、そのような場合は皮膚科の治療で改善します。

 

発疹があっても菌感染などが無い場合、痒み止めやステロイド軟膏などで一時的には良くなっても、塗るのを止めるとまたぶり返す事を繰り返すケースがあります。

 

また患部に軽い赤みがある程度で目立った発疹がないのも関わらず、しつこい痒みに悩まされるという事もあります。

 

塗り薬でなかなか良くならない痒みでも、漢方薬で内側から改善出来る事があります。

漢方薬での改善症例

〇50代・女性
2年前から鼠蹊部(そけいぶ)、陰部を中心とした痒みが続いているため、漢方薬の相談に来店されました。
いくつか皮膚科を受診しましたが原因がはっきりせず、痒みにも改善がみられていません。

 

半年ほど前から更に症状が悪化して、毎日痒みに悩まされています。
特に入浴や就寝時の身体が温まる時に痒みが増悪するため、夜中に痒みで目が覚める事も多いようです。

 

症状の出方から2種類の漢方薬と緑翠仙という青汁製剤を併用して頂く事にしました。

 

漢方薬の服用開始から1カ月後
漢方薬を飲み始めると、痒みが気にならない日が少し出てきました。
調子の良い日と今まで通りの痒みの強い日が、数日毎に繰り返すようです。

 

2カ月後
痒みが気にならない日が増えて、就寝時に痒みで目が覚める事は無くなりました。
入浴時の痒みはまだありますが、日中も痒みを意識する事が殆ど無くなりました。

 

3カ月後
痒みが起きる事は殆ど無くなりました。
掻き過ぎたためか硬くなっていた皮膚もだいぶ元の状態に戻ってきました。

 

4ヶ月後
痒みが気になる事は完全に無くなりました。

 

〇60代・男性

4年程前から陰茎のヒリヒリ感や痒み、陰嚢の擦れるような痒みに悩まされています。
5~6カ所の皮膚科に行きましたが菌感染の反応は無く、処方されたステロイド軟膏を塗ると落ち着きますが、止めるとぶり返す事を繰り返してきました。
デリケートな部位だけに長くステロイド軟膏を塗る事に抵抗もあるようです。

 

他店の漢方クリニックでは「瘀血」と診断を受けて、1年半近く漢方薬の服用を続けましたが症状に改善はみられなかったようです。「湿熱」に対して改善作用のある漢方薬をベースにしてお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めて3カ月後には痒みが起きる頻度や強さが減って、痒みの範囲も小さくなりました。ステロイド軟膏を塗る必要も無くなりました。
ただし一番初めに痒くなり始めたところがなかなか治りきりません。

 

何度か漢方薬の組み合わせを調節しましたが、2カ月程同じような状態が続きました。

 

あらためて考え直して補腎作用のある漢方薬に変更すると、停滞していた痒みの改善が進み始め、6週間後には痒みが気になる事は完全に無くなりました。

 

〇60代・女性

何年も前から陰部の痒みに悩まされています。

 

もともと皮膚が弱く、腰や肩回りなどにも痒み、湿疹が起こりやすい体質のようです。
痒みが強いため、1日に何度もシャワーを浴びて紛らわしています。

 

漢方薬をお出しして2週間後には、痒みが軽減してシャワーを浴びる回数も減ってきたと喜んで頂いたのですが、1カ月後にはまた痒みがぶり返してしまいました。
もう1ヵ月程続けて頂き様子を見ましたが、やはり痒みは強いままです。

 

あらためて漢方薬を検討し直して変更すると再び痒みが軽減を始めて、1カ月後にはシャワーを浴びる回数も1回ぐらいで済むようになりました。

 

3カ月後には、陰部の痒みを感じる事は殆ど無くなりました。

 

 

陰部の痒みは、白癬菌やカンジダ菌などのカビ感染やある種のウイルス感染が原因のことがありますので、まずは皮膚科を受診するようにして下さい。

 

ただし皮膚科を受診しても原因がはっきりしない場合や、外用薬で治らない、再発を繰り返すという場合は漢方薬で内側から改善出来る事があります。

 

直接ご来店頂くのが一番ですが、遠方の方や事情で来店が難しい方の場合には、メールや電話(0598-30-6525)によるご相談、漢方薬の郵送にも対応しています。
お困りの方はご相談下さい。