脳梗塞・脳出血後遺症に漢方薬が有効な事があります。

脳卒中(脳梗塞・脳出血)は、日本人の死亡原因の上位であり、死亡は免れたとしても重い後遺症が残る可能性のある病気です。

脳卒中を起こしてしまうと、多くの方に身体の麻痺や言語障害などの後遺症が残ってしまいます。

後遺症が残ってしまった場合は、病院でのリハビリがとても大切です。現在は十分なリスク管理のもとに、出来るだけ発症早期から積極的なリハビリテーションを行うことが勧められています。

ただし脳が損傷を受けた位置が悪かったり、何らかの理由によりリハビリの開始が遅れたりと様々な理由があると思いますが、真面目にリハビリに取り組んでもなかなか症状の改善が進まない事があります。

そのような場合に漢方薬の服用を併用する事で、リハビリの効果が大きく高まる事があります。

また脳梗塞、脳出血の場合、何度も再発を繰り返す事があります。
一度目の時は、軽度の後遺症しか起きなかったが、二度目で寝たきりになってしまったというケースはたくさんあります。

漢方薬の服用や正しい養生法で、再発を起こしてしまう可能性を大きく下げる事が可能です。

使われる事の多い漢方薬

・続命湯
・桂枝加苓朮附湯
・苓桂朮甘湯
・加味八仙湯
・抑肝散
・大柴胡湯
・柴胡加竜骨牡蠣湯
・午黄清心元
・田七人参など

リハビリ同様、漢方薬の服用も脳卒中後遺症が起こってから、出来るだけ早い段階で始めた方が効果が出易い傾向にあります。
ただし慢性化してしまい症状が固定してきてからでも、症状によってはある程度の改善が見込める事もあります。

漢方薬の服用に加えて、鍼灸治療などのツボへの刺激を併用するとなお改善効果が高まると考えています。

お困りの方は一度ご相談下さい。