月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)とは

生理の前になると起こる様々な身体的、精神的な症状の総称です。
症状が起きる時期や強さには個人差があり、生理の2週間ほど前から始まる方もいれば、前日に少し起きる程度の方もいます。

 

原因ははっきりとは解明されていませんが、生理周期に伴うホルモンバランスの乱れが大きく関係していると考えられています。
特に排卵後に分泌が増える、プロゲステロン(黄体ホルモン)が影響を与えているという説が有力とされています。

 

またストレスや食事のバランスなども影響を与えているという考えもあります。
おそらくこれらの原因が、複合的に関係していると考えられます。

月経前症候群の主な症状

〇頭痛や肩こり
〇浮腫み
〇食欲の変動
〇胸の張りや痛み
〇便秘
〇イライラ
〇不安感、うつ症状、不眠症状など

使用される事の多い漢方薬

桂枝茯苓丸
桃核承気湯
折衝飲
加味逍遥散
桂枝加竜骨牡蠣湯
連珠飲
四物湯
四逆散
五苓散など

 

基本的には女性ホルモンに作用すると考えられている、桃核承気湯、桂枝茯苓丸、折衝飲、温経湯、四物湯などの漢方薬を用いる事が多いです。

 

またイライラや落ち込み、不安感などの精神的な変動が大きいケースでは、加味逍遥散、桂枝加竜骨牡蠣湯、四逆散など自律神経を安定させる作用のある漢方薬が必要なケースもあります。

 

生理前の浮腫みが甚だしい時には、五苓散などの利水作用のある漢方薬を併用する事もあります。

 

大切なのは、その方の体質や症状に合った漢方薬を服用する事です。

 

月経前症候群の症状が強く現れるため、生理前になるたびに憂鬱になってしまう方も多いと思いますが、漢方薬の服用で身体のバランスが整い、無理なく症状が改善していくケースを多く経験しています。

月経前症候群(PMS)の改善症例

〇40代・女性
何年も前から、生理2週間前からの腹部の張りや痛み、頭痛、肩こりなどで悩まされています。

血虚を補い、気の水の流れを良くする漢方薬をお出ししたところ、翌月の生理前から症状が起きなくなりました。

この方の漢方薬代金 1日あたり500円(税別)

 

〇40代・女性
5年前から、排卵時期と生理前に腹部の張り、浮腫み、頭痛、情緒不安定などの症状があります。
血流を改善する漢方薬と、水の流れを良くする漢方薬の2種類を併用して頂く事にしました。

 

漢方薬を飲み始めて2ヵ月後あたりから、上記症状に軽減がみられました。
3カ月後には、少し気になる程度になり、それ以降は殆ど感じない程度にまで改善しました。

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)

 

〇30代・女性
数年前から、生理10日程前から倦怠感、食欲の低下、足の冷え、便秘の悪化などの症状があります。血虚を補う漢方薬と便通を整える漢方薬の2種類をお出ししました。

 

漢方薬服用2ヵ月後ぐらいから、生理前になっても以前に比べてあまり気にならなくなってきました。半年ぐらい服用を続けたところで妊娠をされ、元気な女の子を出産されました。

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)

 

〇40代・女性
10年以上前から、生理前のイライラや気持ちの落ち込みに悩まされています。
そのため症状緩和のため、しばらくピルを服用していました。

 

半年前からピルの服用を中止したところ、再び上記症状が強く起きるようになりました。
血虚を補う漢方薬と、気と水の巡りを良くする漢方薬の2種類をお出ししました。

 

服用2ヵ月頃から症状の軽減がみられるようになりました。

 

4ヶ月後には、生理前の不調が少しも起きる事無く生理が来たと喜んで頂きました。

この方の漢方薬代金 1日あたり550円(税別)

 

月経前症候群(PMS)は漢方薬で改善出来る事の多い症状です。

 

直接ご来店頂くのが一番望ましいのですが、遠方や事情で来店が難しい方にも対応しています。

 

まずは電話(0598-30-6525)かメールでご連絡下さい。