ばね指（弾発指・肥厚性腱鞘炎）｜三重県松阪市　松阪駅前の漢方相談専門店

ばね指とは指の屈筋腱に起こる腱鞘炎が進行した病態で、靭帯性腱鞘が屈筋腱を圧迫するために生じます。

屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症が起こると、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。
この状態が進行すると、指の曲げ伸ばしに支障がでるばね指となってしまいます。

男性よりも女性に起こりやすく、妊娠時や産後、更年期の女性に起こることが多い傾向があります。

原因は指の使い過ぎによる刺激だと考えられていますが、妊娠時や産後、更年期にも起こりやすい事から女性ホルモンの影響も関係しているという考えもあります。
ただし何故女性に多いのか、女性ホルモンがどのような影響を与えるのか、はっきりと解明されていません。

○指の曲げ伸ばしに支障がある
○無理に伸ばそうとすると指がバネのようになりスムーズに伸びなくなる。
○無理に指を曲げると、曲がったまま伸びなくなる

現在のところ手術以外には効果的な治療法が無いようです。
○保存療法
安静にして指への負担を減らします。テーピングなどで固定する事もあるようです。

○鎮痛薬
ボルタレン、ロキソニンなど非ステロイド消炎鎮痛薬の服用。鎮痛剤で一時的に症状を抑えます。

○ステロイド注射
腱鞘内に直接、局麻剤入りステロイドを注射をして症状を抑えます。

○手術療法
腱を圧迫している腱鞘を切り開いて、腱がスムーズに動くようにする手術です。

あまりイメージが無いかもしれませんが、漢方薬でばね指の症状が改善・根治する事があります。
痛みや関節疾患は漢方薬の得意分野の一つです。

使われる事の多い漢方薬は
筋肉の緊張を緩める漢方薬や、四肢の血行促進や冷えの改善作用のある漢方薬などです。
炎症が強い時は、炎症を鎮める漢方薬を使います。

また松阪漢方堂では、漢方薬に加えてツボへの刺激も併用出来るという利点があります。
症状改善に効果があると考えられるツボをお教えしますので、ご自宅でお灸をする事で改善が早まると思います。

手術をする前に、一度漢方薬とツボ治療をお試し下さい。