血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)に漢方薬

血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)

 

血管運動性鼻炎とは、鼻粘膜に関する自律神経のバランスの乱れによって起きる鼻炎症状の事です。
鼻の粘膜の下にはたくさんの毛細血管が通っており、毛細血管の拡張と収縮は自律神経によって行われています。

 

日中や活動している時、緊張している時には、交感神経が優位になり、毛細血管は収縮して鼻粘膜も収縮の方向に働きます。
就寝時やリラックスをしている時には、副交感神経が優位になり、毛細血管が拡張するため鼻粘膜も腫れやすくなります。

 

そのため就寝時やリラックスしている時に、症状が起き易い傾向があります。
また自律神経のバランスが乱れていると、交感神経と副交感神経の切り替わりがスムーズに行われないため、気温差や環境の変化、ストレス、季節の変わり目などの影響を受け易くなります。

 

寒いと毛細血管は収縮の方向に働き、温かいと拡張するため、特に温度差によって症状が誘発され易く、寒暖差アレルギーと表現される事もあります。ただし血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)は、アレルギーとは直接関係ありません。

 

血管運動性鼻炎に対する治療法

 

アレルギーや副鼻腔炎では無い血管運動性鼻炎に対して、今のところ西洋医学では有効な治療法は確立されていないようです。
ステロイド系点鼻薬や血管収縮作用の点鼻薬、抗ヒスタミン薬の内服など、対処療法での対応が基本となっています。
根本的な改善を目指したものでは無いため、長期に使用しなければならず、血管収縮剤の点鼻薬は副作用の問題があります。

 

それに対して漢方薬では、体質改善や自律神経を整える事を目的とする事で、根本からの改善に取り組む事が出来ます。
適切な漢方薬の服用と日頃の養生で、東洋医学での原因部分から改善出来れば、漢方薬の服用を終了しても再発する可能性は低くなると考えられます。

 

改善症例

 

〇40代・女性

 

数年前から鼻詰まりに悩まされており、病院では副鼻腔炎の所見は無く、アレルギー検査でも問題は無いと言われたようです。
ステロイド系の点鼻薬と抗ヒスタミン薬の内服を長期間続けているため、副作用が心配になりご相談に来店されました。薬を使用していると時々詰るぐらいで、そこまで酷くは無いようです。

 

鼻粘膜に関する自律神経のバランスを整える事を目的に、気血の巡り良くする作用のある漢方薬をお出ししました。
漢方薬の服用を始めて2週間後から抗ヒスタミン薬の内服を中止し、1カ月後には点鼻薬の使用も中止したようですが、鼻詰まりがそこまで気になる事は無いようです。
時々軽く詰る程度で、すぐに解消されるため日常生活での支障は特に感じないようです。

 

この方の漢方薬代金 1日450円(税別)

 

〇40代・男性

 

3カ月程前から鼻詰まりが酷くなり、病院で「血管運動性鼻炎」と診断されました。
1日中鼻が詰まりますが、特に夜が酷く、血管収縮剤の点鼻薬をしないと眠れ無いようです。
点鼻薬をしていても鼻が詰まり、夜中に目が覚める事もしばしばあるようです。

 

血水の巡りを良くする作用のある漢方薬をお出ししました。
服用を始めて数日で症状の軽減を感じ、1週間程で点鼻薬の使用を中止しましたが、問題無く眠れているようです。
1カ月後にはごくたまに軽く詰る程度になり、普段の生活では殆ど気にならなくなりました。

 

この方の漢方薬代金 1日450円(税別)

 

〇50代・女性

 

少しの温度変化にも反応して鼻水が止まらなくなるとのご相談。

 

最近は部屋の出入りや食事のたびに鼻水が止まらなくなるため、1日中鼻をかんでいるような状態で、仕事にも支障が出ているようです。

 

鼻水に加えて鼻詰まりもあり、アレルギーや副鼻腔炎の所見が無いため「血管運動性鼻炎」と診断を受けています。
病院で処方された抗ヒスタミン薬を服用していますが、長く服用を続ける事への不安もあるようです。

 

漢方薬を服用して3週間後
漢方薬を飲み始めて早い段階から、鼻詰まりがあまり気にならなくなったようです。
食事の際はまだ何度か鼻をかまないといけませんが、部屋の出入りや起床、就寝の際に鼻水で煩わされる事は無くなりました。調子が良いので病院の薬も止めているようです。

 

 

漢方薬を服用して6週間後
うどんなど熱いものを食べる時以外は、鼻水は殆ど気にならないようです。
仕事に支障が出る事も無くなったとの事です。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)

 

 

適切な漢方薬の服用と日頃の養生で、血管運動性鼻炎は根治出来る可能性があると思います。
鼻炎症状でお困りの方はご相談下さい。

 

直接ご来店頂くのが一番望ましいのですが、遠方や事情で来店が難しい方にも対応しています。
まずは電話(0598-30-6525)かメールでご連絡下さい。