頭痛は漢方薬で改善出来る事の多い疾患です。

「頭痛、片頭痛」でお悩みの方はとても多く、日本人の4人に1人は頭痛持ちだと言われています。

西洋医学では「片頭痛」「慢性頭痛」「緊張型頭痛」「群発性頭痛」などの病名で分類されていますが、根本的な治療法は確立されていないのが現状です。

鎮痛薬を飲むと一時的に痛みは治まりますが、根本的な治療では無い為に繰り返し服用することになってしまい、飲む回数や量が段々増えてしまう人もいます。

また鎮痛剤をたまに服用するぐらいなら問題ありませんが、あまりに頻繁に使用していると段々と脳が頭痛に敏感になってしまう事があると言われています。
その結果余計に頭痛が起きやすくなり、また鎮痛剤が効きにくくなってしまう事を「薬剤誘発性頭痛」や「薬物乱用頭痛」と呼びます。

漢方薬は、鎮痛剤のような依存性は無く、頭痛の原因部分から自然に改善をしていきます。
一定期間服用を続け、頭痛を起こしやすい体質が改善されると、漢方薬の服用を終了しても頻繁に頭痛に悩まされなくなる事がほとんどです。

漢方薬で、鎮痛剤の必要無い、頭痛に悩まされない生活を取り戻すお手伝いが出来ればと思います。

頭痛の症例①

〇片頭痛と目の奥の痛み(30代・女性)

慢性的な頭痛に悩んできましたが、最近は毎日頭痛がするようになったため、漢方相談に来店されました。
頭痛は、ズキズキとした片頭痛の時と目の奥が締め付けられる痛みの時があるご様子です。

筋緊張を緩める漢方薬と、水の偏在を正し体内の余分な水を排出する漢方薬をお出ししました。

漢方薬を飲みだして2週間後には、頭痛の起きる回数や痛みの強さの改善がみられました。
1カ月後には頭痛は起きなくなり、鎮痛剤も必要がなくなったと喜んで頂きました。

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)

〇生理前の頭痛とお腹の張り(40代・女性)

生理前や排卵時期に悪化する頭痛や腹部の張り、浮腫みのご相談に来店されました。
頭痛が酷い時には、寝込むこともしばしばあるようです。
他院で漢方薬の服用を3ヵ月程続けましたが、あまり効果を感じられなかったそうです。

水の偏在を調節する漢方薬と、血流を改善する漢方薬をお出ししました。

漢方薬の服用を始めて1ヵ月後には、排卵時期も生理前も腹部の張りが軽くなりました。
浮腫みも、あまり気にならなかったご様子です。
また頭痛の起きる回数も減りました。

服用から3カ月を過ぎる頃には、殆ど頭痛が起きる事もなくなりました。
そのため、頭痛で寝込むことも無くなりました。
この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり600円(税別)

群発頭痛(20代・男性)

10年程前から定期的に群発頭痛に悩まされています。
1週間前から再び、毎朝右側の頭痛、眼の充血、めまい、吐き気の症状が出てしまいました。
また痛みの発作時には涙、鼻水が出てきます。

漢方的には、胃の冷えと水の上逆による症状と考えられます。
胃を温める漢方薬と補助剤をお出ししました。

10日後来店された時には、翌日から頭痛は落ち着いたと教えて頂きました。
通常は一度頭痛が起こると1か月ぐらいは続くとのことでしたので、だいぶ早く落ち着いたようです。

大切なのは頭痛が落ち着いた後も、胃が冷えやすいという体質が改善するまでは服用を続けることです。
そうすることで定期的に起きてしまう群発頭痛が二度と起きなくなる事も充分に可能だと考えています。

この方にお出しした漢方薬には、即効性と体質改善の二つの効果があります。

この方の漢方薬代金 1種類の漢方薬と補助剤 1日あたり550円(税別)

休日頭痛(40代・男性)

せっかくの休みの日にも関わらず、頭痛が起こる事を休日頭痛といいます。
リラックスによる脳の血管拡張や生活リズムの変化、いつもより睡眠時間が長くなるなど原因としては諸説あります。

この方の場合は、気の上衝を発散する作用のある漢方薬で、休みのたびに起こっていた頭痛が無くなりました。

この方の漢方薬代金 1種類の漢方薬 1日あたり400円(税別)

頭痛の分類

片頭痛

片頭痛は頭部の血管が拡張する事で、頭の片側または両側がズキンズキンと拍動性に痛むのが特徴です。

緊張型頭痛が継続的に起こることが多いのに対して、月に1~2度とか週に1~2度の頻度で発作的に起こる事が多く、いったん痛み出すと寝込んでしまう、仕事が手につかないなどの日常生活に支障をきたしてしまう事が多く見られます。

また「閃輝暗点」と呼ばれる目の前で光がチカチカする、視界が欠ける、視野の一部に歯車のようなギザギザした物が現れるといった前兆や吐き気を伴うケースがあります。
作家の芥川龍之介も、片頭痛に悩まされていたと言われています。

頭部の血管拡張が起きる原因には幾つかの説がありますが、漢方では内臓の冷えが原因のひとつと考えています。

カキ氷などの冷たい物を一気に食べて内臓が冷えることで、一時的に急激な頭痛に襲われた経験のある方は多いと思いますが、その状態が慢性的に起こっているとの考えです。

内臓の冷えも胃を中心とした冷えと、腸を中心とした冷えとで大別します。

また内臓の冷えはないが胃からの水分吸収の働きが衰えている事で起こるケースや、瘀血といわれる古血によって引き起こされるケースもあります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛はその名の通り、頭から首、肩の筋肉の緊張により血流が悪化することで起こる頭痛です。痛み方は圧迫感や鈍い痛みが多く、肩凝りを伴うケースが一般的です。

一番の原因としては、姿勢の悪さや長時間のデスクワーク、パソコン作業などが考えられますが、事故の後遺症などの頸椎のズレが原因となり、周囲の筋肉の緊張が起こってしまうケースもあります。

またストレスにより神経の緊張状態が続くことで筋肉の緊張を起こし、緊張型頭痛の原因となる事もあります。
緊張型頭痛では「ストレス→筋収縮→頭痛→ストレス」といった悪循環が起こり、症状が悪化してしまう事も多く見られます。

対策としては長時間同じ姿勢を続ける事は避ける、ストレッチや体操をして筋肉を緩める、お風呂にゆっくり浸かって血行を良くする事などが大切になります。

お仕事がパソコン業務の方は、可能ならば小まめにトイレに立ったり、肩甲骨を動かすようにするだけでも違ってくると思います。

漢方では筋緊張を緩めて血流を改善する漢方薬が使われます。また頸椎のズレが原因になっている場合は骨に作用する漢方薬を使うこともあります。

このタイプの頭痛は鍼灸治療の効果が最も出易いので、痛みが辛い時は鍼灸治療を併用してある程度改善したら漢方薬で再発防止に取り組むことも効果的だと思います。

眼の酷使も筋緊張に繋がりますので、スマートフォンが普及した事で、今後は緊張型頭痛でお困りの方がどんどん増えてくるかもしれません。

群発頭痛

1カ月くらいの間、毎日のようにほぼ決まった時間に、片方の目の奥が激しく痛むのが群発頭痛です。

20~30歳代から発症することが多いのが特徴で男性に多く見られます。
通常、一年に1~2回の周期で起こります。睡眠中や明け方に目の奥をえぐる様な激しい痛みが1~2時間続き、その後自然に治まるケースが多く見られます。

痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの症状を伴うケースもあります。
はっきりとした原因は明らかにされていませんが、目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、その周囲に炎症が生じて、神経を刺激するために起こると考えられています。

片頭痛と同様に内臓の冷えが原因のケースと、冷えはないが水分が胃からうまく吸収出来ない方に起こりやすいと考えています。

漢方での頭痛の捉え方

漢方では頭痛の原因を瘀血(血流の滞り)、血虚(貧血傾向などエネルギーの不足)、内臓の冷え、水の偏在、気の上衝、ホルモンバランスの乱れなど体質ごとに判断して治療を行っていきます。

片頭痛の場合は、内臓の冷えと胃内停水(余分な水が滞っている状態)の組み合わせが比較的多く見られます。
また緊張型頭痛の原因が、頚椎の歪みや頸椎ヘルニア、首や肩周りの筋緊張から起こっている場合は、筋肉を緩める漢方薬や頚椎にアプローチする漢方薬をお出しします。

養生法は、原因に応じた対策をする事が大切です。
例えば内臓の冷えが原因の頭痛では味噌や生姜といった身体を温める物を積極的に食べて貰い、冷たい飲み物や苦みやアクの強い身体を冷やす物は避けるようにして頂きます。

緊張型頭痛では、漢方薬に加えて効果的なストレッチなどを取り入れると改善が早くなると思います。

尚、突然起こった激しい頭痛やどんどん悪化する頭痛には脳出血や脳腫瘍、緑内障などの可能性もありますので病院で早めに検査することをお勧めします。

頭痛の症例②

〇ストレス性の頭痛(40代・女性)
2ヵ月前から職場環境の変化により、大きなストレスがかかるようになりました。
ストレスを感じると連動して頭痛が起きます。
それまでは殆ど頭痛を起こすことは無かったようです。

東洋医学で言う所の「気鬱(きうつ)」と呼ばれる状態と判断して、気の発散作用のある漢方薬をお出ししました。
漢方薬の服用を始めると、数日でストレスがかかっても頭痛が起きる事が無くなりました。

頭痛が起きてから日が浅かった事もあり、早い改善がみられたと思われます。

この方の漢方薬代金 1種類の漢方薬 1日あたり 400円(税別)

〇片頭痛と緊張性頭痛(40代・女性)
何年も前から、主に夕方から毎日のように頭痛が起きます。
そのため鎮痛剤も、ほぼ毎日服用をしています。
仕事が事務職でパソコン業務が多いため、肩こり、眼の疲れが原因のように思われます。

また月に一度ぐらいのペースで、寝込むほどの激しい片頭痛におそわれます。
こちらは胃の冷えが関係しているようです。

筋緊張を緩める漢方薬と胃を温める漢方薬をお出ししました。

漢方薬を飲み始めて2カ月程すると、毎日起きていた頭痛が気にならない日が出てきました。。
そのため鎮痛剤を飲む回数も、週に1~2回に減りました。

4か月後には頭痛が起きる回数は更に減って、鎮痛剤を飲む回数も月に2~3回に減りました。
月に1度起きる激しい頭痛も、あまり気にならなくなっています。

頭痛で寝込むことも無くなりましたと、喜んで頂きました。

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり 600円(税別)

〇瘀血(おけつ)による頭痛(30代・女性)
主に仕事が終わる夕方ぐらいからの、頭を締め付けるような頭痛に悩まされています。
この方の頭痛は、体質的な傾向から瘀血(おけつ)によるものと思われました。

瘀血(おけつ)とは、血流の悪さや古血の停滞の事で、様々な身体不調の原因になります。
漢方薬の服用を始めて1カ月程すると、明らかに頭痛が起きる回数が減り始めました。

以前は毎日のように鎮痛剤を服用していましたが、2週間で2~3回の服用に減りました。
この調子で服用を続けると、鎮痛剤も必要なくなると思われます。

この方の漢方薬代金 1種類の漢方薬と補助剤 1日あたり 500円(税別)

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