コロナ後遺症とは
コロナウイルス感染後、発熱が落ち着いた後も、倦怠感や息切れ、関節痛、咳、脱毛、頭痛、味覚障害、嗅覚障害、記憶力低下、集中力低下、睡眠障害などさまざまな症状が残る事があります。
通常は感染後1~4週間ぐらいで自然と落ち着くことも多いのですが、2カ月以上経っても症状が続くことがあり「コロナ後遺症」として問題になっています。
そのような状態に対しても、東洋医学的な原因に対する漢方薬の服用で改善出来る事があります。
改善症例
〇症例1)50代・女性
3カ月以上前にコロナウイルスに感染してから、息苦しさや倦怠感が続いています。
息苦しさや倦怠感のため、長く外出するのが難しい、少し動くだけで息切れがする、マスクをしていると息苦しくなるなどの症状があります。
糸練功でお調べすると肺や気管支に乾燥と熱がこもっていると思われる反応がありました。
コロナウイルスに感染して解熱後も、身体にこもった熱が抜けきらないため、息苦しさや倦怠感が続いているように思われました。
清熱作用と滋潤作用を目的に2種類の漢方薬をお出しすると、息苦しさや倦怠感が少しずつ気にならなくなり、1か月後には調子を崩す前に戻り、生活する上での不自由も無くなったようです。
〇症例2)30代・女性
コロナウイルス感染後2カ月が経過しても、頭にモヤがかかっている感じや締め付けるような頭痛、めまい、倦怠感が続いています。
糸練功でお調べすると、左胸から首にかけて血流の悪さのような反応があり、それに伴い頭がエネルギー不足になっているように思われました。
補気作用のある漢方薬と血流改善作用のある生薬末をお出しすると、少しずつ調子の良い日が出てきました。
服用を始めて1カ月ぐらいの間は疲れると症状がぶり返す事もありましたが、段々と安定するようになり、2カ月後には殆ど気にならなくなったようです。
〇症例3)中学生
コロナウイルス感染後1カ月以上経っても倦怠感、頭痛、吐き気などが続いています。
朝もなかなか起きられなくなり、学校には毎日遅刻しているようです。
糸練功でお調べして気、水の巡りを良くする漢方薬と血虚を補う健康食品をお出ししました。
服用を始めて1か月後には、まだ倦怠感は残りますが、頭痛や吐き気は無くなり、学校も朝から行けるようになりました。
補助剤をミネラル製剤に変えた2か月後には倦怠感も軽くなってきました。
激しい運動をした後はまだ本調子では無いようですが、遅刻することなく学校や部活にも参加出来ているようです。
コロナ後遺症は症状に合った漢方薬で改善出来る事があります。
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