聴覚過敏に漢方薬

聴覚過敏とは

聴覚過敏とは、通常では気にならないような音が大きく聞こえたり響いたりして、苦痛や不快感を覚える状態です。特定の音が原因で、耳や頭に痛みを感じることもあります。
聴覚に関する不調の中でも、耳鳴りの次に頻度が高い訴えといわれています。

 

聴覚過敏は、耳の機能的な問題や脳機能の影響、自律神経の乱れの影響などさまざまなことが原因として考えられています。病院で調べても原因がはっきりしないことも多いようです。

聴覚過敏と漢方薬

東洋医学では、主に頭部の気血水の巡りの停滞や過不足が原因と考え、改善に取り組む事が多いです。頭部の血流の低下(エネルギー不足)によって聴覚過敏が起こることもあれば、血流のうっ滞(エネルギー過剰)や気の巡りの停滞が原因になるなど、個々人によって東洋医学的な原因はさまざまです。そのため改善に必要な漢方薬も一人ひとり異なります。

 

大切なのは、東洋医学で考える原因部分(寒熱、気血水の偏在)に適した漢方薬を服用することです。

当店では糸練功(しれんこう 筋力反射テスト)という特殊な技術を用い、一人ひとりのお身体の状態に適した漢方薬をご提案出来るように取り組んでいます。

 

東洋医学的な原因に応じて下記のような漢方薬が用いられる可能性があります。
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

  • 連珠飲(れんじゅいん)

  • 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

  • 抑肝散(よくかんさん)

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)

  • 逍遙散(しょうようさん)

  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

  • 女神散(にょしんさん)

  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

  • 四逆散(しぎゃくさん)

  • 柴胡疏肝湯(さいこそかんとう)

  • 柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) など

漢方薬改善症例

【20代 男性】

朝になると音に過敏になり、頭に響くような感覚があります。
食器が当たる音が特に気になるようです。また定期的にめまいや頭痛を繰り返しています。

 

症状の出方や体質的な傾向、糸練功の反応から、身体上部の気血の巡りを良くする作用のある漢方薬と補助剤の2種類をお出ししました。自律神経のバランスが整えば、聴覚過敏の症状やめまい、頭痛を改善できる可能性があります。

 

漢方薬の服用を始めて1か月ぐらいは、聴覚過敏にあまり変化は無く、めまいや頭痛が起きることもありましたが、それ以降は少しずつ症状に軽減がみられました。

 

服用開始2か月目からは、朝方に音が気になることはほとんど無くなり、めまいや頭痛を繰り返すことも無くなりました。

 

この方の漢方薬代金:1日あたり690円(税込)

 

【60代 女性】

若いころから疲れるなど少しでも体調を崩すと、耳が詰まり音が響くなどの症状を繰り返していたようです。数年前から症状が起きる回数が増え、ここしばらくは常に耳の詰まり、音の響きが気になってしまう状態でした。

 

当店の漢方薬を1年ほど服用され、症状はほとんど起き無くなっていました。そのため別の症状の漢方薬に切り替え、それもおおむね落ち着いた頃に、再び耳の症状が悪化してしまいました。

 

頻繁に耳が詰まり、ぼわぼわとした音が響き、耳の周りは熱をもっているような火照りがあります。

少しでも耳の周りを触ると耳の中に響いてしまうため、頭を洗うのにも苦労されているようです。

 

この方の場合は、東洋医学で腎虚と表現する下半身のエネルギー不足が起きると、熱が顔面部にこもってしまい耳の症状が起きる傾向があるようです。

 

補腎作用のある漢方薬と頭部の熱を冷ます作用のある漢方薬を組み合わせてお出ししたところ、1か月後にはだいぶ症状が和らぎ、2か月後には耳が詰まることは無くなりました。耳周りを触っても響くことが無くなったため、気を使いながら頭を洗う必要も無くなったようです。

 

この方の漢方薬代金:1日あたり550円(税込)

 

【40代 女性】

半年ほど前から気持ちが塞ぎ込むようになり、何もする気が起きなくなってしまいました。
倦怠感や不安感、イライラ感、胸苦しさなどもあります。
また音に敏感になり、特に近所の犬の鳴き声に過剰に反応してしまうようです。

 

気滞を改善する漢方薬と補血作用のある漢方薬の2種類をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めると倦怠感が改善して、胸苦しさがあまり気にならなくなったようです。服用開始から3か月後には、不安を感じることが減り、全体的に体調が良くなりました。

 

しかし近所の犬の鳴き声にはやはり敏感で、過剰にイライラしたり、気になったりしてしまうようです。漢方薬を検討し直して、もう1種類を組み合わせて飲んで頂くと、犬の鳴き声も段々と気にならなくなってきました。

 

服用開始から半年後には、犬の鳴き声を意識することが無くなりました。
鳴き声を聞いても、以前のように変に不安になったり、過剰にイライラすることは無いようです。また鳴いてもいないのに、気になって耳をすませるようなこともなくなりました。

この方の漢方薬代金:1日あたり660円(税込)

 

聴覚過敏はその方に合った適切な漢方薬の服用で改善出来ることがあります。
聴覚過敏でお困りの方はご相談ください。

 

直接ご来店頂くのが一番望ましいのですが、遠方や事情で来店が難しい方にも対応しています。
まずは電話(0598-30-6525)かメールでご連絡下さい。