手荒れ(手湿疹、進行性指掌角皮症)とは
手荒れ(進行性指掌角皮症)は、主婦の方をはじめ、美容師、飲食店従業員、介護職、医療従事者など水仕事の多い方や、アトピー素因のある方によくみられる皮膚疾患です。
水仕事を多くされる方や、元々皮膚が刺激に弱かったり、乾燥傾向のある方に多くみられます。
進行性指掌角皮症は「手湿疹」の一種と考えられており、慢性化すると日常生活や仕事に大きな支障をきたすことがあります。
主に利き手の指先から発症し、皮膚が乾燥してはがれ落ち(落屑)、さらに硬くなって(角化)ひび割れたり、指紋が無くなるなどの症状がみられます。
症状が進行すると、手のひら全体にまで広がることもあります。
夏場は比較的落ち着いていても、冬場になると悪化する傾向があります。
人によっては1年中症状が続く方もいます。
基本的な皮膚科での治療法は、保湿クリームやステロイド外用薬になります。
ただしステロイド外用薬の場合、塗っている間は症状が改善しても、中止後に再発を繰り返すケースも少なくありません。
そのような場合にも漢方薬で内側から改善が進めば、痒みや炎症、皮膚症状が落ち着き、再発しないことがあります。症状は指に現れていますが、東洋医学的には身体の内側に原因があると考えます。
肝臓の解毒作用の低下、腸内環境の悪さ、女性ホルモンの乱れなどが影響しているケースが考えられます。
進行性指掌角皮症に良く使われる漢方薬
〇温経湯
〇当帰四逆加呉茱萸生姜湯
〇当帰芍薬散+ヨクイニン
〇桂枝茯苓丸+ヨクイニン
〇十味敗毒散
〇加味逍遙散+四物湯
〇三物黄芩湯
〇荊芥連翹湯
〇防風通聖散
〇大黄牡丹皮湯など
大切なのは、東洋医学で考える原因部分(寒熱、気血水の偏在)に適した漢方薬を服用することです。
進行性指掌角皮症という診断名は同じでも、改善に必要な漢方薬は一人ひとり異なります。
当店では糸練功(しれんこう 筋力反射テスト)という特殊な技術を用い、一人ひとりのお身体の状態に適した漢方薬をご提案できるように取り組んでいます。
漢方薬による改善症例
〇20代・男性
仕事がらコロナ予防のため頻繁に手の消毒をするようになり、指の節々がひび割れるなどの手荒れが悪化するようになりました。
元々子供のころから軽度のアトピー性皮膚炎もあります。
体質的な傾向や糸練功の反応から、血熱に対する漢方薬を中心にお出ししたところ、手荒れよりも先にアトピー性皮膚炎による身体の痒みや湿疹に改善がみられました。
手荒れについては、1日に何度も消毒を行う必要があったため、なかなか改善が進みませんでしたが、服用を始めて3カ月後には荒れても3日後ぐらいで落ち着くようになってきました。
半年後には部分的に荒れることはあるものの、全体的にだいぶ落ち着いてきました。アトピー性皮膚炎による、体幹部の湿疹もすっかり落ち着いています。
10カ月後にはほとんど荒れることはなくなり、安定した状態が続いているため服用期間1年で漢方薬の服用を終了しました。
この方の漢方薬代金 1日あたり550円(税込)
皮膚科を受診しても外用薬で治らない、再発を繰り返すという場合でも、適切な漢方薬の服用で内側から改善できることがあります。お困りの方はご相談ください。
直接ご来店いただくのが望ましいですが、遠方にお住まいの方や、ご事情により来店が難しい方にも対応しています。
まずは電話(0598-30-6525)またはメールでご連絡ください。


