口内炎と漢方薬
一度や二度は口内炎が出来た経験のある方は多いと思いますが、頻繁に口内炎を繰り返す場合は漢方治療の適応になります。
東洋医学では、口内炎は消化器系の不調が反映されていると捉える事が多いです。
消化器系の不調が起きる原因を虚実に分けて考えます。
実証タイプ
胃熱と表現する余分な熱が原因で、口内炎が出来やすいと考えます。
脂っこい食事や肉食過多、砂糖類の摂り過ぎなど、食事の偏りが原因の事も多いです。
濃い緑の野菜やビタミン、ミネラルを意識した食事で改善出来る事もあります。
使われる事の多い漢方薬
〇半夏瀉心湯
〇黄連解毒湯
〇温清飲
〇黄連湯など
黄連、黄苓などの、胃熱をとる作用のある生薬が含まれている漢方薬で改善出来る事が多いです。
虚証タイプ
エネルギー不足による免疫の低下によって口内炎が出来やすいと考えます。
胃腸の弱い方に多くみられる傾向があります。
体質的傾向や身体の状態によって、胃腸を元気にする作用のある漢方薬を用います。
使われる事の多い漢方薬
〇六君子湯
〇補中益気湯
〇十全大補湯
〇人参湯
〇甘露飲など
口内炎に対する熊笹の効能
熊笹には優れた浄血(血を綺麗にする)作用、解毒作用、抗菌作用、抗ウイルス作用があるといわれています。
また抗炎症作用や粘膜の状態を正常に保つ作用があり、口内炎や口臭に高い効果を発揮する事の多い生薬です。
松阪漢方堂ではサンクロン、ササヘルスという2つの熊笹商品を取り扱っています。
糸練功を用いて、その方にどちらの商品がより適しているのか判断する試みを行っています。
胃腸の弱い方が増えており、胃熱タイプにも関わらず冷やす作用のある黄連や黄苓といった生薬が含まれた漢方薬で、胃腸の調子が悪くなる方がいます。
そのような場合でも、冷やす作用がさほど強くない熊笹なら問題無く服用出来る事も多いです。
ただし極端な胃弱や胃の冷えがある方には、合わない可能性もあります。
改善症例
〇40代・女性
昨日から風邪の後に口内炎が出来て痛みがあります。
以前から体調を崩すと、口内炎が出来る事が頻繁にあるようです。
熊笹商品を服用すると、翌日には痛みが無くなり、2~3日後には治ったようです。
普段は口内炎になると1週間以上は長引きますが、短期間で落ち着いたとの事でした。
〇20代・女性
何年も前から生理前になると、だいたいいつも口内炎が出来るようです。
熊笹商品の服用を始めると、翌月の生理から口内炎が出来る事が無くなりました。
取り扱い熊笹商品
〇サンクロン(120ml) 1本 3200円(税別) 3本 8640円(税別)
〇ササヘルス(127ml) 1本 2000円(税別) 3本 5700円(税別)
〇SE-10 濃縮クマ笹顆粒(60包) 8315円(税別)
口内炎が頻繁に出来るという事は、何かしら身体の状態に偏りがある事だと思います。
口内炎の改善と共に、体調全般も良くなるように取り組んで行ければと考えています。
お困りの方はご相談下さい。