イネ科の花粉症にも漢方薬(60代・女性)

スギ花粉の時期に花粉症の漢方薬を服用して症状が大幅に改善していた方が、6月に入った頃から再び鼻水、くしゃみが出るようになってしまったと再び来店されました。

詳しく伺うと3月~4月のスギ花粉の時期が一番鼻炎の症状が酷くなるが、毎年夏場もすっきりしないとの事です。

特に犬の散歩で田んぼ道などを歩くと明らかに症状が悪化するとの事で、イネ科の花粉による花粉症のように思われました。

花粉症というと春先の「スギ」や「ヒノキ」が有名ですが、それ以外にも様々な花粉が1年中飛散しており、5月~8月にかけては「カモガヤ」などのイネ科の花粉がアレルギー性鼻炎の原因になる事が多いです。
また秋口を中心にキク科の花粉であるブタクサ、ヨモギなどが原因となる事もあります。

スギ花粉の時と同様に、漢方製剤の「鳳水仙」と「五志源」の組み合わせをお出ししたところ、とても良く効果を発揮して鼻炎症状が殆ど気にならなくなりました。

「鳳水仙」はアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患に効果を発揮する漢方製剤です。
「五志源」は幅広い使い方がありますが、今回は患部に漢方薬の薬効を充分に届けるための引薬の目的でお出ししています。

現在は犬の散歩の前と症状が気になる時に服用して頂いていますが、調子の良い状態が続いているご様子です。