好酸球性副鼻腔炎が漢方薬で改善

40代・女性

 

数年前から、鼻詰まりが起こるようになり、においも殆ど分からなくなりました。
病院での検査の結果、「好酸球性副鼻腔炎」との診断を受けています。

 

ステロイドの内服を始めると、鼻詰まりが軽減して、においが分かるようになりました。

 

ただしステロイドの継続使用による副作用の不安があり、現在は服用を中断しています。
また病院からはステロイド以外は有効な治療法は無いと言われているため、特に治療はしていません。

 

好酸球性副鼻腔炎とは、近年増加傾向にある難治性の副鼻腔炎です。

 

手術をしても再発率が非常に高く、ステロイドの内服で症状を抑える以外には有効な治療法が無いと言われています。
治療の難しさから、2015年に「指定難病」に認定されています。

 

問診の結果や糸練功の反応から3種類の漢方薬をお出ししました。

 

また炎症を助長する油物や甘い物、もち米類を控えて、清熱作用のある緑の野菜を多めに食べるようにお伝えしました。

 

漢方薬の服用を開始して1ヶ月後
漢方薬を飲み始めると、以前に比べて多少ですが鼻詰まりの症状が軽く感じるようです。
ただしまだ大きな変化はありません。

 

2ヶ月後
昼間の鼻詰まりが、あまり気にならなくなりました。
特に入浴後や身体を動かしている時は、調子が良いようです。

 

朝方は、まだあまり調子が良くないようです。

 

3ヶ月後
朝方はやはり鼻詰まりがあり、においも分かりにくいですが、昼間はにおいが良く分かるようになりました。
鼻詰まりも殆ど気になりません。

 

4ヶ月後
朝の調子も良くなってきました。以前のように鼻詰まりが気になる事が大幅に減っています。においも良く分かる状態が続いています。
引き続き症状の安定に向けて、漢方薬の服用を続けて頂いています。

 

西洋医学では治療法が無いと言われる疾患でも、漢方薬で改善する事があります。

難治性の好酸球性副鼻腔炎ですが、思いの外、順調な改善が見られました。

 

この方の漢方薬代金 3種類の漢方薬 1日あたり780円(税別)(体質、症状により代金は異なります)