間質性膀胱炎(常に尿意がある)の改善

〇50代・女性

 

排尿後も絶えず尿意が続き、排尿の際には沁みるような痛みを膀胱に感じるためご相談に来店されました。

 

4年前にも同じような症状が続き、間質性膀胱炎と診断を受けています。
3年前に膀胱拡張手術を受けましたが、あまり効果は無かったようです。

 

その後しばらくして落ち着いていましたが、1か月前からまた調子が悪化してしまったようです。

症状の出方や糸練功の反応から2種類の漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬の服用を始めて3か月後
漢方薬を飲み始めると少しずつですが尿意が気にならない時間が増えてきました。
排尿の際の沁みる痛みも、気にならない時が出てきました。

少し前に内視鏡の検査を受けた際には、少し出血はあるものの、ずいぶんときれいになっていると言われたようです。

 

半年後
まだ尿意が気になる事はありますが、生活への支障はだいぶ減ったようです。
沁みる時もありますが、以前ほどではないようです。

 

心配事があったり、冷えると尿意が余計に気になったり、トイレが近くなります。
膀胱自体の問題はもうだいぶ良く、自律神経や冷えの膀胱への影響の方が大きいように思われました。漢方薬もそれに合わせて変更しました。

 

1年後
少し気になる程度で、大丈夫な事が殆どになりました。日常生活への支障はほぼ無くなりました。
漢方薬を温める作用のある1種類に減らしました。

 

1年半後
おおむね調子は安定しているようで、排尿の際に少し沁みるかな?程度のようです。
排尿後も尿意が続く事は無くなっています。漢方薬を補腎作用のあるものに変更しました。

 

2年後半後
わずかに感じていた沁みる症状も、3カ月程前から完全に無くなったようです。
段階的に漢方薬の分量を減らしても、症状が消失した状態が続いているため終了としました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)(体質、症状により代金は異なります)