4月になり桜の季節は入学式の時期ですね。
お店の前を登下校する、新入学の小学生を見かけるようになりました。

漢方薬は昔から、子供の様々な症状にも対応してきた歴史があります。

食が細く、疲れやすい。姿勢がすぐに崩れるような子供には、身体を丈夫にする漢方薬。
繰り返しお腹が痛くなるような反復性の腹痛の子供には、胃腸を整える漢方薬。
いらいら、怒りっぽい子供は、癇が強い子供と呼び、神経過敏、気持ちの昂ぶりを和らげる漢方薬など。

他にも夜尿症や ADHD(注意欠陥多動性障害)などの様々な症状に、漢方薬は効果を発揮する事が多いです。

いらいら、癇癪(かんしゃく)の症例
幼児期から神経質で、癇癪(かんしゃく)を起こす事が多かったそうです。
最近になり、いらいらしたり、怒ったりする様子があきらかに増えてきたため漢方相談に来店されました。
昔から、癇(カン)の強い子供に対して用いられてきた漢方薬と、補助剤としてミネラル製剤をお出しして様子を見る事にしました。

「癇が強い」というのは、神経が過敏で、すぐに泣いたり怒ったり、癇癪(かんしゃく)を起こし易い事です。
東洋医学では肝気の高ぶりによる症状と考えて、気持ちを落ち着かせ、緊張を緩める作用のある漢方薬が使われる事が多いです。

また慢性的なミネラルの不足は、自律神経や感情のバランスを乱し易くします。
ミネラル不足の原因として、野菜や海藻類の摂取不足はもちろんですが、レトルト食品やコンビニ弁当に使われている添加物が体内から必要なミネラルを排出するという報告もあります。

漢方薬の服用を始めて1ヵ月程すると、ご両親からみてもあきらかに癇癪(かんしゃく)を起す回数が減ってきたようです。

漢方薬の中には、気持ちを落ち着けたり、心身の緊張を緩める働きのある生薬が含まれているものが多くあります。
体質、病態に合った漢方薬の服用を続けると、無理なく自然に症状が改善される事は多いです。

また養生7分、医は3分という言葉があるように、毎日の食事は身体だけでなく心に対する影響も大きいです。