職場のストレスによる喉の圧迫感、情緒不安定

50代・女性

 

1年前から、喉の強い圧迫感や過度の気持ちの落ち込みやイライラといった情緒不安定が続いているため、漢方薬のご相談に来店されました。

 

症状が出始める3か月前に職場の移動があり、新しい職場で嫌がらせをしてくる社員がいる事が原因のようです。

 

3回程、動悸や過呼吸を起こした事もあり、また起きたらどうしようという不安も強いようです。
喉の詰まりは、出社前や人混み、慣れない場所に行く時に特に強くなります。

 

症状の出方や糸練功の反応から自律神経を整える事も目的に、気滞を改善する漢方薬と気の発散作用のある漢方薬の2種類をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めて3週間後
1週間ほどで苦しい程の喉の締め付けは無くなったようです。
ただし出社前や職場の事を考えるとのどに詰まり感、違和感を感じます。

 

自分でもおかしく思うような変なイライラは落ち着きましたが、気持ちが落ち込んだり滅入ったりは続いています。

 

3カ月後
喉の詰まりは普段はそこまで感じないようですが、やはり職場でストレスがかかると出てくるようです。イライラや落ち込みも以前ほどではありませんが続いています。

気の発散作用のある漢方薬を血と水の巡りを良くする漢方薬に変更しました。

 

4カ月半後
漢方薬を変更して1カ月後ぐらいからずいぶんと調子が良くなったようです。

 

家に居る時に急に職場の事を思い出して過剰にイライラしたり落ち込んだりといった事は殆ど無く、わりと心穏やかに過ごせたようです。

 

今までは寝る前に職場の事を考えてしまい、なかなか寝付けない時もありましたが、そのような事も無く睡眠状態も良くなりました。
喉の違和感も完全に無いわけではないですが、ずいぶんと小さくなりあまり気にならなくなりました。

 

5カ月半後
引き続き調子は安定しているようです。
職場での嫌がらせが酷い時も、少し喉が気になる程度で済んでいるようです。

 

その後急に職場の担当部署が変わる事になりました。
調子を崩す原因となった社員とも離れる事になったため、職場が変わるまでの日数分の漢方薬をお出ししてひとまず漢方治療も終了としました。

 

大元の原因である嫌がらせも続きながらの漢方治療となったため、どこまで症状を改善出来るか不安もありましたが、漢方薬を飲む前に比べると随分と気持ちが落ち着いた状態になったようでした。喉の苦しさも和らぎ、漢方薬を飲み始めてからは過呼吸で倒れる事もありませんでした。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)(体質、症状により代金は異なります)