群発頭痛の症例(20代後半・男性)

10年程前から年に1回程のペースで群発頭痛に悩まされているとのご相談がありました。

別の漢方薬局で相談して漢方薬の服用を始めたところ3年程症状が落ち着いていましたが、1週間前から再び群発頭痛が起こってしまいました。
毎朝右側の激しい頭痛、眼の充血、めまい、吐き気が起こり、また痛みの発作時には涙、鼻水が出てきてしまいます。

群発頭痛とは
眼窩(がんか)周辺から側頭部にかけて、一定の時間激しい痛みが起こります。 およそ1ヵ月~2カ月の群発期間中は毎日出現します。
頭痛の発作は決まった時間に起こり易いという特徴があります。頭痛の原因は頭部の血管の拡張がかかわっていると考えられており、一側性の激しい頭痛、眼球結膜充血、流涙、鼻汁、鼻閉、吐き気などの症状を伴います。一次性頭痛の中では最も痛みの強い頭痛といわれています。

来店された時も頭痛が続いており、かなり辛そうなご様子でした。
舌を見せて頂くと苔が無く、湿った状態です。
症状の出方や舌の状態から、漢方的には胃の冷えと水の上逆による症状と思われました。

胃を温め、水の偏在を調節する漢方薬と補助剤をお出ししました。
生活環境の変化などの影響からか、体質・症状に合った漢方薬に加えて補助剤を組み合わせないと、効果的な改善が難しいケースが増えてきているように思います。

また食べ物では胃を冷やす冷たい飲み物やコーヒー、ゴボウや茄子などは控えて頂き、少しでも症状を早く改善するためにツボにお灸をするようアドバイスをしました。

漢方薬服用10日後

漢方薬を飲み始めた翌日から頭痛が起こらなくなりました。
まだ頭痛発作が起こりそうな気配はしますが、その時は念のため以前の薬局で出された頓服の漢方薬の残りを飲んだ事もあり、頭痛などの症状は出ていません。

通常は一度群発頭痛が起こると1ヵ月ぐらいは続いてしまうので、今回はかなり早く落ち着いたといえます。

漢方薬服用40日後

前回から引き続き群発頭痛は起こっていません。

大切なのは群発頭痛の発作の周期が落ち着いた後も、胃が冷えやすいという体質が改善するまでは服用を続けることです。
そうすることで二度と群発頭痛に悩まされる事がなくなることも充分に可能だと考えています。

もちろん食養生も大切です。
冷たい飲み物や珈琲、青汁・グリーンスムージー、アクの強い野菜(ゴボウやゴーヤ、茄子など)は、身体を冷やす作用が強いです。
ある程度体質改善が進めば必要以上に神経質になることはありませんが、それでも大量の摂取や常飲・常食するのは控えた方が良いのは間違いないと思います。

この方の漢方薬代金の目安
1ヵ月あたり ○胃を温める漢方薬 9600円 ○補助剤7500円(代金は症状・体質により異なります)