頻尿と排尿後の不快感、鈍痛の症状でご相談がありました。
調子の悪い時には、トイレに行った20分後にはまた行きたくなる事もあるそうです。
半年ほど前から症状が起こるようになり、病院で幾つかの検査をしましたが細菌感染や器質的な異常は見つかりませんでした。
その後は、ご自身の判断でドラッグストアで猪苓湯や五淋散などの漢方薬を購入して服用していましたが、思うような改善には至らなかったご様子です。
大腸菌などの細菌が検出されない膀胱炎様の症状という事で、間質性膀胱炎かもしくは過活動膀胱のように思われました。
問診や糸練功の結果から、頻尿症状と下腹部の違和感や鈍痛の改善を目的に、気虚をベースとした上盛下虚の方位のある漢方薬をお出しして様子を見る事にしました。
また食べ物では辛い物や刺激物は控えて頂きました。
現在は漢方薬の服用を開始して1ヵ月程になりますが、排尿後の違和感や鈍痛は消失したご様子です。
また今までは夜中に4回以上トイレに起きていたのが、最近は2回に減ってきているようです。昼間のトイレの回数も以前に比べて大幅に減ってきています。
この調子で漢方薬の服用を続けると、排尿の状態も更に安定してくると思われます。
細菌感染が無いにもかかわらず、頻尿や排尿痛に悩まされる方が増えていると言われています。
過活動膀胱や間質性膀胱炎と診断されるケースも多いようですが、効果的な治療法が無く症状が長期化するケースも少なくありません。
そのような症状に、漢方薬が効果を発揮する事があります。
お困りの方はご相談頂ければと思います。
この方の漢方薬の代金 1日あたり 400円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)