自律神経の乱れ、動悸、不安感(30代・女性)

3ヵ月程前から突然喘息やアレルギー症状が現れ、1ヵ月前からは原因不明の微熱、手の痺れや痛みが起きるようになってしまいました。

一時はりんご病の疑いがあるとの事で検査をしましたが特に問題は無く、結局原因ははっきりと分かりませんでした。

その頃から足の痺れや不眠症状、吐き気、味覚の変化、視界の歪みなどの症状も起きるようになり、なにより頭がおかしいような感覚が起きる事が辛いとのご相談で来店されました。

そのような症状が起き出す前に、家庭内の事情などでかなりストレスが掛かる状態が続いたことや、自律神経が関係していると思われる症状が含まれていることから、まずは自律神経を安定させることを目的に取り組む事としました。

問診や糸練功の結果から、血流に作用する漢方薬と補助剤として午黄清心元をお出ししました。

午黄清心元は、漢方的には発表作用と中焦の清熱作用を併せ持ち、自律神経の安定や肉体疲労など幅広く使える漢方製剤です。

漢方薬を飲み始めると食欲が出て、身体も元気になってきましたが、他県に出かける用事があり、その事を不安に思ってから不安感や動悸が激しく起きるようになってしまいました。

新しい症状に対し漢方薬を合わせなおして、血流に加えて気の発散作用のある漢方薬をお出ししたところ、飲みだして数日で動悸や不安感に加えて今までの様々な心身症状の多くも気にならなくなりました。

不眠症が残ってしまったため、もう1種類漢方薬を追加でお出ししましたが、こちらも間もなく夜中に目が覚める事もなくなり、ほぼ体調を崩す前の調子に戻ったとの事です。

症状が起き始めてから3ヵ月と短かった事もあり、順調に改善が進んだと思われます。

この方の漢方薬代金 1日あたり 2種類の漢方薬 750円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)