心因性咳嗽と思われる咳の改善

〇50代・女性

2カ月程前に風邪をひいて、それ以降咳が止まらないとのご相談がありました。

咳の出方は激しく、咳き込むと涙が出て吐きそうになる程です。 なかなか寝付けないうえに、夜中に咳が出て目が覚めるため、不眠症状も出ています。

 

病院で肺のレントゲンを撮りましたが異常はなく、病名を聞いてもはっきり教えてもらえないと不安そうな印象でした。
漢方相談中も、しきりと咳込んでいました。

 

症状の出方や糸練功の反応から、咳に対して2つの要因を確認しました。
ひとつは風邪後のこじれた咳の反応、もうひとつはストレスによって引き起こされる咳の反応です。

 

ストレスが関係する咳は「心因性咳嗽」といって、精神的な緊張によって引き起こされます。心因性咳嗽には次のような特徴があります。

 

①寝ている時やリラックスしている時には起きない。精神的な緊張で誘発される。
②乾いた咳が続き、喉に違和感がある。
③通常の咳止めでは効果が出にくい。

 

吐き気を伴う咳に対する漢方薬と、ストレスに対する漢方薬の2種類をお出ししました。

 

服用を始めて2週間後
咳の症状はだいぶ改善し、咳き込む回数も激しさも減少してきました。
咳の出方にも変化があり、夜中に咳で目が覚めることはなくなりました。
ただ、夜中に目が覚めることはなくなったものの、なかなか寝付けないのは変わらないようです。
また、日中にストレスがかかると咳き込んでしまうとのことでした。

 

風邪後の咳は改善したものの、ストレスによる心因性咳嗽がまだ残っていると考え、通常の咳に対する漢方薬は終了し、ストレスに対する漢方薬2種類に変更しました。

 

3週間後
咳はまだ少し残っているとのことですが、だいぶ調子が良いようで、ご家族からも「あまり咳をしなくなった」と言われたそうです。漢方相談中も一度も咳をすることはありませんでした。

 

また気持ちに余裕が出てきて、以前感じていた「このまま咳が止まらないのではないか」という不安感もなくなったとのことです。

 

もう少しストレスに対する漢方薬を続けることで、咳の根治と寝付きの悪さの改善に取り組みたいところだったのですが、ご本人のご希望もあり、もう1週間分を飲みきったところでいったん様子を見る事になりました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり750円(税込)(体質・症状によって代金は異なります)

 

その他の咳に対する症例はこちらをご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次