背中が氷のように冷える(60代・女性)

背中が氷のように冷えるとのご相談がありました。
もともと冷え性ではありますが、特に背中が冷えて氷を入れられているように感じます。また体温も35度前後と低く、気にされていました。

 

病院では自律神経のバランスの乱れが原因で、自律神経失調症と言われたそうです。
たしかに不眠症状や胃の不調もあり、少し精神的に弱っている印象があります。

 

背中の冷えに対しては、附子剤と呼ばれる温める作用の強い漢方薬や水毒(水の偏在)に作用する漢方薬で改善する事があります。

 

また自律神経失調症によって体温調節がうまく出来ない事で起こるケースもあります。
その場合は、自律神経のバランスを整える漢方薬で改善に取り組みます。

 

問診や糸練功の結果から、背中の冷えに対しては2種類の附子剤を組み合わせるのが一番効果が高いように思われました。

 

漢方薬を飲み始めて2週間後には、毎日感じていた背中の冷えが気にならない日が出てきました。

 

更に2週間後には、背中の冷えが気になる事は殆ど無かったご様子でした。

この方の背中の冷えは、自律神経や水の偏在が原因では無く、純粋に温める漢方薬が適していたようです。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり 2種類の漢方薬 600円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)