2年前程から、夜間の排尿の際に、出るまでに時間が掛かるようになりました。
感覚としては詰まっているような感じがあり、勢いも弱く途中で止まってしまう事もあるようです。

前立腺エコー検査や尿検査を何度か行いましたが、特に異常は見付かりませんでした。
前立腺肥大も、年齢を考えるとそれほど肥大しているとはいえないようです。

ハルナール錠の服用を継続していますが、あまり症状に改善はみられないようです。

問診や糸練功の反応から、腎虚を補う漢方薬と血流を改善する漢方薬の2種類をお出ししました。
腎虚とは東洋医学の概念で、生殖機能や腎、膀胱機能、免疫系まで含んだ機能低下を表します。

漢方薬を飲み始めたところ、若干良いかな?ぐらいで、なかなか目立った改善はみられませんでした。

舌の状態から、体質的には体内に熱が多く、乾燥の強さが伺えます。
そこで腎虚に対する漢方薬を、もう少し清熱作用が強い性質のものに変更しました。

漢方薬を変更すると、今までよりは少しですが改善傾向が見られました。
しかし充分な改善からは程遠い状態です。
しばらく服用を続けて頂きましたが、そこからなかなか改善が進みません。

そこで改めて漢方薬の見直しを行いました。
それまでの腎虚を補う漢方薬と血流を良くする漢方薬に加えて、潤す作用のある漢方薬を追加しました。

漢方薬を変更して2週間後には、そこまで大きな変化はありませんでしたが、1ヵ月を過ぎる頃から症状に明かな改善が見られました。

排尿の出だしも良くなり、勢いが弱くて途中で止まるような事も無くなったようです。
試行錯誤を繰り返しましたが、なんとか症状を改善する事が出来ました。

またお出ししている漢方薬は、加齢による機能低下や血流悪化による脳梗塞や心筋梗塞に対する予防効果も期待出来る漢方薬です。
症状消失後もしばらく服用を続けて頂くと、これからの健康維持の効果も期待出来ると思われます。

この方の漢方薬代金 1日あたり 550円(税別)(症状・体質により代金は異なります)