〇40代・女性

膝の痛みのため漢方薬のご相談に来店されました。
整形外科を受診したところ「変形性膝関節症」との診断を受けています。

主な症状として
〇階段を上がる時などに痛む
〇膝の関節が噛み合っていないようで歩きにくい
〇寝ている時、座っている時などに痛みが走るなどがあります。

症状の出方や糸練功の反応から関節を正常化する漢方薬、炎症を鎮める漢方薬、血流を改善する漢方薬の3種類を組み合わせてお出ししました。

漢方薬を飲み始めて1カ月後
膝の痛みや歩きにくさなどはありますが、全体的に少し楽に感じるようになってきました。
血流に対する漢方薬を変更しました。

2ヶ月後
歩行時の不安定さがだいぶ減ってきたようです。
また膝の鋭い痛みが無くなり、1日に数回鈍い痛みを感じる程度になりました。

3ヶ月後
歩き出しに少し痛む事がある程度でだいぶ調子が良いようです。

4ヶ月後
痛みを感じる事が殆ど無くなりました。
歩行の際の不安定さも気にならないようです。
ただ膝周りに少し強張りを感じるようです。
血流を良くする漢方薬の1種類に減らしました。

5ヶ月後
引き続き生活への支障は殆ど無いようです。
ただ膝裏が腫れぼったいとの事で確認すると少し水が溜まっています。
痛みは無いものの膝に水が少し溜まっているという事は、軽度の炎症が残っているためと思われます。
炎症を鎮め利水作用のある漢方薬を追加しました。

8カ月後
立ち上がる時に膝裏からふくらはぎにかけて少し違和感を感じる事はありますが、それ以外は特に問題は無いようです。
この1ヵ月間は水が溜まる事も無く、膝の強張りを感じる事も無いようです。
正座も出来るようになりました。
調子も安定しており生活への支障も無いため、ご本人の希望もあり漢方薬を止めて様子を見る事になりました。

あまりイメージが無いかもしれませんが、変形性膝関節症など関節のトラブルは漢方薬で改善出来る事の多い疾患です。
西洋医学での変形性膝関節症の治療は、鎮痛剤の服用や関節に水が溜まれば注射で水を抜くといった対症療法が中心で、少し無理をすればすぐに悪化してしまう事が多く、根本的な改善には至らないケースが多いようです。
それに対して漢方治療の場合は、膝の痛みの原因となっている関節の正常化や血流の改善を目的として行います。
そのため一度きちんと改善すれば、余程過度の負担を掛け続けない限りは痛みがぶり返す事は少ないです。

変形性膝関節症の漢方治療で最も大切なのは、痛みが落ち着くまでは出来るだけ膝に負担を掛けないようにする事です。
膝に負担を掛けないように気を付け、毎日きちんと漢方薬を服用すれば改善出来る事は多いと思います。
お困りの方はご相談下さい。

遠方などの事情で来店が難しい方には電話(0598-30-6525)やメールでのご相談にも対応しています。

この方の漢方薬代金 1日あたり700円(税別)(体質、症状により代金は異なります)