毎日学校に通えるようになりました

〇高校生・男性

去年6月のコロナによる休校明けからしばらくして、学校に通えなくなったため漢方薬のご相談に来店されました。
元々中学2年生から体調不良のため学校には殆ど行けなくなり、何とか卒業して入学した高校には休校になるまでは通えていたようです。

主な症状として腹痛、下痢、胸焼け、倦怠感、立ち眩みなどがあります。
中学生の時に受診した病院では「起立性調節障害」との診断を受けています。
病院薬を服用した事もあったようですが、あまり効果を感じられなかったようで現在は服用していません。

起立性調節障害は自律神経のバランスの乱れによる脳血流の低下が原因の事が多いです。
ただし今回のご相談のケースは体質的な傾向や症状から、東洋医学で「脾虚」と表現する胃腸機能の弱さに原因があるように思われました。
胃腸の働きの弱さが原因で腹痛や下痢、胸焼けが起こり、また栄養の吸収も悪いために倦怠感や立ち眩みが起こると考えられます。
そのため胃腸を強くして、働きを正常化する作用のある漢方薬をお出ししました。

また胃に負担をかけないよう冷たい飲み物は控える、食事は良く噛んで食べる、猫背で胃を圧迫しないように少し姿勢を意識するなどお伝えしました。

漢方薬を飲み始めて2週間後
漢方薬を飲み始めて数日で腹痛はだいぶ落ち着き、倦怠感も減ってきたようです。
最初の1週間は午後からの登校でしたが、今週に入り朝から登校出来るようになりました。

1カ月後
下痢はたまにありますが、それ以外の症状は概ね落ち着いています。
学校にも毎日朝から通えています。

9カ月後
その後は胃腸を強くする目的で同じ漢方薬を続けて頂きました。
途中までは朝方の排便回数が多い傾向がありましたが、段々とそれも落ち着いてきたようです。
たまに下痢をする事はありますが、以前のように腹痛や倦怠感が頻繁に起きる事もなくなり、学校を休むのも1~2カ月に1回ぐらいでそれ以外は朝から通えています。
4月半ばの春休み明けまでの漢方薬をお出しして、新学期になっても登校出来るようなら漢方薬の服用を終了としました。

先生や友達との折り合いが悪い、勉強が嫌いなどの理由で、本人に学校に通いたいという気持ちが無ければ、いくら漢方薬を飲んでも登校出来るようになるわけではありません。
ただし腹痛やめまい、倦怠感などの体調不良で学校に通いたいけど行けないという場合は、生活習慣の見直しと漢方薬で改善出来る事も多いです。

この方の漢方薬代金 1日あたり400円(症状・体質により代金は異なります)