歯周病(歯槽膿漏)・口臭と漢方治療(80代前半・男性)

歯槽膿漏の為に、月に1~2回の頻度で歯茎が腫れるというご相談が、家族の方からありました。

 

歯周病(歯槽膿漏)は、漢方薬で改善出来る事が多い症状です。
進行状態によって炎症、化膿に対する漢方薬だけで改善するものと、骨に対する漢方薬も必要になるケースがあります。

 

漢方治療を始めて1ヵ月後には、ご家族の方から歯周病特有の臭いが無くなってきたと喜ばれました。
改善は順調に進み、歯茎が腫れる事が無くなり、食事もスムーズに食べられるようになってきました。
歯茎も少しずつ引き締まってきました。

 

途中で漢方薬の服用期間が空いた時に、再び臭いがするようになってしまいましたが、漢方薬を毎日飲むようになるとすぐに消失しました。

 

漢方治療の場合、改善途中で症状の根治が為されていないのに服用を中止すると、症状がぶり返してしまう事があります。
逆にきちんと根治をさせると、よほど不養生をしていないかぎり、再発することは少ないです。

 

途中で間が空きながらも1年半後には漢方薬の分量を減らす事が出来ました。
その後も再発防止も兼ねて2年半服用を続け、歯周病(歯槽膿漏)の炎症・化膿に対する治療を終了しました。