冬から春にかけて出る喘息症状(80代・女性)

毎年早ければ2月ぐらい、遅い時期なら5月ぐらいになると、一時期の間、咳や痰などの喘息症状に悩まされています。
今年は5月になっても症状が出なかったので安心していたら、6月後半になって咳と黄色い痰が出るようになったとご相談がありました。

特に夜になると症状が増悪するため、じゅうぶんに眠る事が出来なくて辛いご様子です。

夜間に悪化、少量の黄色い痰、舌の苔が黄色い、喘鳴が無い事などから潤す作用のある漢方薬と、気管支の緊張を緩める漢方薬を同時に飲んで頂くようにお出ししました。
また辛い物など気管支を乾燥させたり、刺激になる食べ物は控えて貰うようお話をしました。

1週間後に来店された時には、昼間は室内外の温度差などでまだ咳は誘発されますが、夜に出る咳は落ち着き、きちんと眠る事が出来るようになったご様子でした。
もう2週間分漢方薬を服用して、だいぶ楽になったので様子をみたいと漢方薬の服用も終了しました。

本来ならば楽になった後も漢方薬の服用を続けて、きちんと体質改善をして毎年喘息が起こらないように取り組むのが理想ではありますが、一時的に起こる症状であれば辛い時期だけ漢方薬を飲んで乗り切るということも一つの選択肢かなと思います。

この方の漢方薬の代金 咳に対する2種類の漢方薬 1日あたり 500円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)