2ヵ月程前から食べ物の味が分からなくなったために、漢方相談に来店されました。
舌先に痺れやざらつきを感じ、味覚も少し甘みが分かる程度で、それ以外は全然味が分かりません。

病院ではうがい薬を出されましたが、特に効果は無かったようです。

味が分からなくなる味覚障害の多くは、亜鉛不足が関係していると考えられています。
ただし一定期間亜鉛剤を摂取しても改善しない場合、知覚神経異常が原因の事も多いです。

知覚神経異常はストレスなどによる自律神経のバランスの乱れとの関係が強く、漢方的には気の病に分類されます。
味覚障害の場合は、桂枝・甘草という身体上部の気の発散に働く漢方薬で改善する事が多いです。

糸練功でお調べしたところ、この方の味覚障害にも知覚神経異常が関係しているように思われました。

そのため気の巡りを改善する2種類の漢方薬を併用して改善に取り組む事にしました。

漢方薬の服用を開始して1ヶ月後には、少しずつ味が分かる食べ物が出てきました。
味によって分かるようになったものと、全然味がしない物があるようです。

2カ月後には舌先の痺れやざらつきなどの違和感が消失しました。
さらに食べ物の味も分かるものが増えてきました。

服用開始5ヵ月後には味覚も以前の状態に戻りました。
食事中も気になる事が無くなったために、味覚障害に対する漢方治療を終了としました。

この方の漢方薬代金 1日あたり500円(税別)(症状、体質により代金は異なります。)