骨折後の腕の痛みと可動制限

50代・女性

 

鎖骨を骨折したため2カ月半の間、装具を付けて肩から腕を固定していました。
固定装具を付けていた時から痛みが出るようになり、外した後も1ヵ月以上肩から腕の痛みが続いているためご相談に来店されました。

 

腕の痛みは、常にあります。特に寝ている時にズキズキとした痛みが強くなります。
就寝時には痛みに加えて、腕の強張りも出てきます。

 

事務仕事でパソコンを扱っている時や動かした時にも痛みが起こります。
腕の痛みの影響のためか、肩凝りや頭痛も悪化してきました。

 

また痛みに加えて、腕の可動制限もかなり目立ちます。
装具を外してからは週に2~3回病院にリハビリに通っていますが、痛みも可動制限も全然変化は無いとの事です。

 

症状の出方や糸練功の反応から、腕の痛みに対して血虚を補い血行を改善する漢方薬をお出ししました。
鎖骨骨折後の関節の可動制限に対しては、どこまで漢方薬が有効か不明だったため、ご近所の整骨院や整体院に通い肩回りの運動や緊張をほぐしてもらうようお伝えしました。

 

また自分で出来る肩関節の可動域を広げる運動法をお教えして、毎日続けて頂きました。

 

漢方薬を飲み始めると少しずつですが、腕の痛みに軽減がみられました。

 

服用を始めて1ヵ月を過ぎる頃には、寝ている時に痛みが気になる事は無くなりました。
2ヶ月後には仕事中に腕を使っても、痛む事は殆ど無くなりました。

 

その後も漢方薬の服用に加えて、整骨院や整体院にもこまめに通って頂きました。
毎日自宅で肩関節の運動をして頂いた事もあり、まだ充分ではありませんが最初の頃に比べると肩関節の可動域もだいぶ良くなってきていると思います。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり400円(税別)(体質、症状により代金は異なります)