胸郭出口症候群による左腕の痛み(40代・女性)

左腕と首から肩にかけての強い痛みが1ヵ月程続いているため、漢方相談に来店されました。
痛みが強いため、事務のお仕事にも影響が出てしまっています。

 

病院でMRI検査などをして、頸椎椎間板ヘルニアと胸郭出口症候群と診断されています。
トリガーポイント注射やリリカなどの鎮痛剤を服用しましたが、痛みに改善はみられなかったそうです。

 

症状の出方と糸練功の結果からは、左腕の痛みは胸郭出口症候群によるものと思われました。
また頚椎ヘルニアの影響も出ているようでした。

 

筋肉の緊張を緩める漢方薬と関節に作用する漢方薬の2種類で様子を見る事にしました。

 

1週間後に来店された時には、まだあまり痛みに変化は出ていませんでした。
少し漢方薬がずれ出しているようでしたので、改めて症状に合わせて漢方薬の見直しを行いました。

 

また早く痛みが落ち着くように、改善効果があると思われるツボを刺激するテープを加えました。

 

2週間後
症状に改善が見られ、仕事中も以前程は痛みが気にならなくなってきました。

 

4週間後
漢方薬服用前の痛みを10としたら3ぐらいにまで改善してきました。
痛みが気にならない日も出てきました。
もうひとつ気になる反応が合ったため、漢方薬を1種類追加しました。

 

5週間後
前回から比べても大幅に楽になってきたようです。
痛みの程度も10→1~2にまで改善していました。

 

この調子でいけば、近いうちに痛みも消失すると思われます。
単なる一時的な筋肉の強張りでしたら、温めたりストレッチをするなどして改善する事もあります。

 

ただし頚椎症や胸郭出口症候群などが関係する痛みは、原因部分を改善しないといつまでも長引いてしまう事が多いです。

 

漢方薬は、関節の痛みや腕の痺れは比較的得意としている分野です。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)