60代・女性
1年近く前から疲労、倦怠感が続いているため漢方薬のご相談に来店されました。
起床後しばらくや昼寝の後は身体が楽ですが、家事などを少しするだけで疲れがおそってきます。
そのため日中でも横になって休む事が多いようです。
疲労倦怠感には自律神経のバランスが崩れる事で脳の興奮が緩まず、どんなに寝ても身体が辛いというケースがあります。
そのような場合は起床直後から倦怠感が強いという特徴があります。
この方の場合は休んだ後は身体が楽になる事から、純粋な身体面による倦怠感のように思われました。
身体的な疲労の場合は、東洋医学では気虚や血虚が原因となっている事が多いです。
糸練功の反応や症状の出方から、気虚(エネルギーの不足)と考え、気を補う作用に優れた漢方製剤をお出ししました。
漢方薬を飲み始めて2週間後
漢方薬の服用を始めて3日後ぐらいから、足のだるさがとれて食欲も出てきたようです。
今では調子を崩す前の体調に戻ったようで、日中も疲れて横になる必要が無くなったと喜んで頂きました。
長く続く症状でしたが、思いのほか早く調子が戻ったようです。
今年の夏も暑さが厳しいため、涼しくなるまでは服用を続けて頂ければと考えています。
この方の漢方薬代金 1日あたり500円(税別)(体質・症状により代金は異なります)