【症例】10代・女性
5カ月ほど前に電車内で隣に座っていた方が嘔吐する場面を目撃して以来、自分も吐いてしまうのではないかという不安が強くなり、吐き気に悩まされるようになりました。
吐き気は電車内や授業中などに起こりやすく、食事とは関係なく空腹時に起きることもあるようです。一方、自宅で過ごしている時には症状はほとんどありません。吐き気以外に、みぞおちの痛みを感じることもあるようです。
吐くことへの強い不安、いわゆる嘔吐恐怖と思われる状態でした。
嘔吐恐怖症とは、「自分が吐くこと」や「他人が吐くこと」「吐き気を感じること」などに対して、強い不安を感じることで日常生活に支障が起きる不安症状のことです。
糸練功(しれんこう 筋力反射テスト)でお調べすると、みぞおちから季肋部にかけて、心身の緊張や水滞(体内の水分代謝の偏り)と思われる反応がありました。緊張緩和と水の巡りの改善を目的に2種類の漢方薬をお出ししました。
漢方薬の服用を始めて1カ月後
授業中は吐き気が起きることがあるようですが、電車に乗っている時の吐き気は気にならなくなりました。
緊張緩和を目的とした漢方薬を違うものに変更しました。
2カ月後
授業中の吐き気も、以前の6~7割程度まで軽減してきました。
3カ月半後
それまでは食事に関係なく午前中にも吐き気がありましたが、吐き気が起こるタイミングが変化し、給食後に生じることが多くなってきました。
胃腸の働きを整えることを目的とした漢方薬へ変更しました。
6カ月後
給食後のムカムカとした吐き気は半分ぐらいになっていますが、そこから改善が停滞していました。気の巡りを良くする作用と胃の調子を整える作用のある漢方薬に変更しました。
7カ月後
週の半分ほどは吐き気を感じることなく学校生活を送れるようになりました。
8カ月後
給食後の吐き気もほとんど気にならなくなりました。
その後3カ月ほど漢方薬を少量に減らして服用を続け、特に問題ない状態が続いたため漢方薬の服用を終了することができました。
他人の嘔吐するところも見てしまったことがきっかけで、吐くことへの不安や緊張、それに伴う吐き気が起きていました。漢方薬の服用によって、心身の緊張を和らげながら胃腸の働きを整えることで、徐々に症状が改善し、最終的には学校生活も支障なく過ごせるようになりました。
この方の漢方薬代金 1日あたり660円(税込)(体質、症状により代金は異なります)
嘔吐恐怖や原因不明の吐き気は、症状に適した漢方薬の服用で改善出来ることがあります。お困りの方はご相談ください。
直接ご来店いただくのが望ましいですが、遠方にお住まいの方や、ご事情により来店が難しい方にも対応しています。
まずは電話(0598-30-6525)またはメールでご連絡ください。



