うつ病と診断された倦怠感、気力の低下

〇20代・男性

 

6年程前から倦怠感や眠気、やる気が出ないという症状が続き、病院ではうつ病と診断を受けています。抗うつ薬を服用していましたが、3週間前から中止しています。

 

上記症状以外には、冷え性で手足が冷える、少食、下痢が多い、寝付きが悪いなどがあります。

 

症状の出方や糸練功の反応から、気虚を補い胃腸を温める漢方薬と、補助剤として血虚を補う健康食品と気の巡りを良くする作用のある健康食品を少量ずつお出ししました。

 

また養生法として胃腸を冷やす冷たい飲みものは控える事、足首から足先にかけては冷やさない事、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は控えるようにお伝えしました。

 

漢方薬の服用を始めて1カ月後
日中の眠気は続いていますが、倦怠感は軽減して動けるようになってきました。
下痢をする事が減り、気力が出るようになったようです。

 

2カ月後
体調全般がだいぶ良くなってきたようです。
朝はやはり苦手なようですが、以前に比べると起き易くなりました。

 

3カ月後
変な倦怠感や日中の眠気、気力が出ないという症状は、ほぼ気にならなくなったようです。
朝も更に起き易くなりました。お腹の調子も落ち着いているようです。

 

半年後
調子が安定しているため、血虚を補う健康食品は不要と考え中止しました。
日常生活で支障を感じる事は無いようです。

 

9か月後
調子は安定しているようです。
もう1種類の健康食品も終了して、胃腸を温める漢方薬だけにしました。

 

その後も生活に支障の無い状態が続いたため、段階的に漢方薬の分量を減らして服用期間1年で終了となりました。

 

病院での診断はうつ病でしたが、胃腸を温める作用の漢方薬で心身の調子が良くなりました。
体温があがり、下痢も減り、睡眠状態も以前に比べて良くなったようです。

 

元々冷え易い体質に加えて、普段から冷たいものを良く摂っていた事もあり、慢性的な胃腸の冷えによる心身の不調だったのかもしれません。
ご本人も冷たい飲みものを控えて、足首周りを冷やさないなど、普段の生活養生に気を付けた事も良かったのだと思います。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり670円(税別)(体質や症状により代金は異なります)