eGFR、クレアチニンの数値の改善

〇70代・女性

 

腎臓機能の指標であるeGFRとクレアチニンの数値の悪化に対して漢方薬のご相談がありました。
数値自体はeGFRが52.0、クレアチニンが0.82とどちらも基準値内ですが、半年前の検査ではeGFR65.9、クレアチニン0.8でした。
数値が基準値内とはいえ、この半年間で悪化していたため不安があるようです。

 

また倦怠感が続いている、頭痛が多い、足が良くつるなどの症状があります。

 

糸練功の反応から補気補血作用のある漢方薬と血流改善作用のある生薬末をお出ししました。

 

漢方薬の服用を始めて1カ月後

まだ検査は受けていませんので数値の変化は分かりませんが、倦怠感や頭痛は気にならなくなったようです。足がつる事もなくなりました。
漢方薬服用前の尿検査で潜血2+でしたが、数日前の検査では正常値になっていたようです。

 

2カ月後
10日程前の検査でeGFR63.6、クレアチニン0.68といずれも改善がみられました。
体調も良く、生活する上での支障も特に気にならないようです。
念のためにもう1カ月間服用を続けて頂き、体調が良いようでしたら終了としました。

 

今回の場合は数値的にはそこまで心配するほどでは無く、体調面からの一時的な数値の悪化に過ぎなかったのかもしれません。
ただし漢方薬の服用を始めてから、足がつらなくなったり、倦怠感が気にならなくなるなど体調全般に良い効果があったようです。

 

数値の改善だけを目的にするのでは無く、まずは気血水のバランスを整えて体調を良くする事が大切だと東洋医学では考える事が多いです。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり540円(税別)(体質、症状により代金は異なります)

 

腎機能の低下に対して、比較的初期の段階なら漢方薬で改善出来る事があります。
お困りの方はご相談下さい。