30代・女性

3年程前から頻尿の症状が起きるようになり、段々と悪化してきているため漢方相談に来店されました。

昼夜を問わず、5分と持たずにトイレに行きたくなります。
夜中もトイレに何度も起きるため睡眠薬を飲んで寝ていましたが、最近は慣れてしまったのか殆ど効果を感じないようです。
30回以上トイレに起きるため、過度の寝不足にも悩まされています。

頻尿に加えて残尿感や膀胱の違和感などがあります。

病院の検査では特に細菌感染などは確認されず、「過活動膀胱」との診断を受けています。
過活動膀胱に対していくつか薬も処方されていますが、特に効果は感じられないようです。

過活動膀胱に対してはこちらをご覧ください。

糸練功でお調べすると、排尿に関する自律神経のバランスの乱れが大元にあるように思われました。
そのため自律神経を整える2種類のエキス剤と1種類の錠剤をお出ししました。

漢方薬を服用して2週間後

頻尿に関して大幅な改善が見られました。
服用を始めて1週間後ぐらいから残尿感が軽減し始め、日中は1時間ぐらいはトイレに行かなくても大丈夫になりました。
夜中にトイレで目が覚める回数が、30回以上から1~2回に減少しました。
良く眠れるために眠剤の服用も止めましたが大丈夫なようです。

ただし座ったままや寝ている時など動いていないと大丈夫ですが、歩き出すと急に尿意が強くなるようです。

漢方薬を服用して3カ月後

夜中にトイレに行くのは1~3回ぐらいで安定しています。
昼間は意識的にトイレに行くのを我慢すれば、3時間ぐらいは空いても大丈夫になりました。
やはり動き出すと尿意が強くなりますが、以前ほどでは無いようです。
頻尿が悪化してから食欲も無くなっていましたが、調子を崩す前のように食べられるようになりました。

錠剤はもう必要ないと思われたので、2種類の漢方薬だけに変更しました。
全体的に調子は安定していますが、台風が来た時期の1週間ぐらいはとても調子が悪くなったようです。

漢方薬を服用して半年後

今までは常に尿意を意識していましたが、排尿後の1~2時間ぐらいは尿意自体が無くなる事が出てきました。
排尿後の違和感も、殆ど感じない事が増えてきました。
我慢すれば5時間ぐらい空いても大丈夫なようです。
動き出した際の尿意も気にならない事が増えましたが、長く歩いていると尿意が起きてくるようです。

漢方薬を服用して1年後

夜中にトイレに起きるのは1度ぐらいで済んでいます。
昼間も3時間ぐらいなら尿意を感じる事も無いようです。
日常生活に支障が出る事は、殆ど無くなりました。

動いた際の尿意もほぼ無くなりましたが、少しだけ違和感を感じるのが気になってしまうようです。

服用を開始して1年4カ月後

普段の生活では違和感を感じる事も殆ど無くなりました。
ただし1カ月の中で数日だけですが、膀胱の違和感が強くなる事があるようです。
思い当たる事として生理の後と気温が急に下がって寒くなる日は調子が悪いようです。

自律神経に対する漢方薬の量を減らして、女性ホルモンに作用して温める働きのある漢方薬を追加でお出ししました。

服用を開始して1年半後

違和感を感じる事が一段と減りました。
数年ぶりに電車とバスに乗ってご家族で旅行に行く事も出来たようです。

調子が良いため自律神経の漢方薬の量を段階的に減らし、次いで温める作用のある漢方薬も減らしていきました。

服用を開始して2年後

温める漢方薬を少量にしても調子が安定しているため、漢方治療を終了しました。
夜中も基本的には1度も目を覚ます事無く、朝まで眠れるようです。

ご相談に来店された時にはとても激しい膀胱症状だったため、調子が落ち着いてきても再発する事への不安感があるようでしたが、良い状態が続くうちに少しずつ自信をもって頂けたように思います。

またこの2年間、一度も欠かさず漢方薬の服用を続けて頂いた事も、大きな改善の力になったように思います。

最終的には排尿に関する自律神経を整える漢方薬と、女性ホルモンのバランスを整え、温める作用のある漢方薬で症状が気にならなくなりました。

この方の漢方薬代金
1日あたり700円(税別)(体質・症状により代金は異なります)