熱中症後の自律神経症状

30代・女性

 

7月の暑い日に屋外で作業中に、筋肉の硬直、呼吸困難、多汗などの症状で救急車で病院に運ばれました。
熱中症との診断で点滴を受けて、その時は症状は治まったのですが・・。

 

その後、2ヵ月以上も体調不良が続いているためご相談に来店されました。
しばらくは我慢していましたが、治る気配が無いため1ヵ月前に病院を受診したところ「自律神経失調症」と診断されたようです。

 

主な症状として、
〇動悸
〇不安感
〇手のしびれ
〇息苦しさ
〇食欲不振
〇下痢
〇口の渇き
〇頭痛
〇まぶしさ
〇耳鳴りなどがあります。

 

症状の出方や糸練功の反応から、自律神経のバランスを整える事を目的に2種類の漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めると、3日目あたりから体調の良い日が出てきて、普通に過ごせるようになってきました。
途中で風邪をひいた時に数日間症状がぶり返した事もありましたが、その後もおおむね調子が良いようです。

 

現在は漢方薬の服用を開始して7週間になりますが、この2週間では1度強い手のしびれを感じた以外は、ほとんど気になる症状は無かったようです。

慢性的な症状では無く、熱中症が引き金で起こった症状のため改善も早かったと思われます。

 

自律神経のバランスの乱れは、ストレスが原因となる事が多いですが、過度の疲労の蓄積や生活習慣の乱れから起こる事もあります。
今回のように、熱中症のような急激な体調不良が原因となる事もあります。

 

追記 その後も2カ月間症状がぶり返す事はありませんでしたので、漢方治療を終了しました。