間質性膀胱炎と不定愁訴

〇40代・女性

 

1年前から膀胱の不快感、常にトイレに行きたい感じ、頻尿が続いており泌尿器科で間質性膀胱炎と診断を受けました。ただし尿が溜まった際や排尿時に、痛みは感じないようです。
また膀胱症状以外にも不眠、不安感や動悸、頭痛、腰痛、肩凝り、臀部や下肢の痛み、寝汗など様々な症状でお困りでした。

 

症状の出方や糸練功の反応から、膀胱の慢性炎症というより自律神経症状の一つと考え、気滞(気の巡りの停滞)を改善する漢方薬と補血作用のある漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬の服用開始から1カ月後

膀胱症状(膀胱の不快感、頻尿)には変化はありませんが、不眠症状や不安感は気にならなくなったようです。
寝汗や尿意切迫感、腰痛や足の痛みなども落ち着いているようです。
漢方薬は引き続き同じものをお送りしました。

 

2カ月後
膀胱の症状はまだ波はあるものの、少しずつ調子が良くなってきたようです。
肩凝り、頭痛が酷いとの事で、補血作用のある漢方薬を利水作用のある漢方薬に変更しました。
気滞に対する漢方薬は同じものをお出ししました。

 

3カ月後
膀胱の調子はとても良いようです。
調子が良いので漢方薬の服用を止めるべきか続けるべきかの問い合わせがありました。
すぐに漢方薬の服用を止めると、症状がぶり返すケースが時々あります。

 

糸練功でもまだ改善すべき反応は残っていましたので、もう30日分お送りしました。
今回は特にそれ以外の症状の訴えはありませんでしたので、膀胱症状以外の不定愁訴については分かりませんでした。

 

それ以降は連絡が無くなったため、その後の調子については分かりませんが、服用開始から3カ月後には膀胱の不快な症状は消失したようです。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり500円(税別)(体質、症状により代金は異なります)

 

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