1年ほど前にぎっくり腰を起こしてしまい、その後腰痛が慢性化・右足に坐骨神経痛による痛み・痺れが出てしまいました。
痩せ型・冷え症があり、かなり辛そうなご様子です。
症状・漢方的な見立てから腰痛・坐骨神経痛症状に加えて五志の憂(知覚神経障害)を伴っていると考えられた為、腰痛・五志の憂に対してそれぞれ漢方薬をお出しして、両方の治療を並行して行っていきました。
漢方服用1か月後辺りから少し軽減が見られ、3か月頃には明らかに痛み・痺れが楽になってきました。
半年後には痛み、痺れ共に消失した為、再発防止も含めその後3か月程服用を続けて頂き治療終了としました。
心因性腰痛といって骨や筋肉に異常が見られないにも関わらず、痛み・痺れが続く症状にストレスが原因となっているものがあります。また痛めた患部を気にするあまり、実際の症状以上の痛みを感じ続けてしまうというケースもありますが、いずれも五志の憂(知覚神経障害)の漢方治療を行う事で改善する事が可能です。