膀胱の違和感・痛みと下腹部の差し込むような強い痛み、膀胱炎症状があるため病院で検査を受けましたが細菌感染は確認されませんでした。

その後詳しく調べたところ、ハンナ病変と膀胱水圧拡張での点状出血が確認されたため間質性膀胱炎と診断を受けています。

膀胱水圧拡張の手術及び電気凝固術を受けましたが、上記の症状が改善されないために漢方相談に来店されました。

1日中膀胱のムズムズとした違和感、強い痛み、下腹部の差し込むような痛みが続き、ロキソニンを飲んでもあまり痛みが改善されないとの事です。
また最近では太腿のあたりにまで、むずむずとした違和感が広がってきています。

問診と糸練功の結果から、膀胱に対する漢方薬と自律神経症状(知覚神経の乱れ)に対する漢方薬をお出ししました。

間質性膀胱炎は、膀胱粘膜の表面が何らかの理由により、持続的に炎症などの病変を起こす事が原因と考えられています。
ただしなぜそのような慢性的な炎症が起きるのか、原因は分かっていません。

漢方治療の際には、膀胱の状態を安定させる漢方薬に加えて、自律神経を整える漢方薬を併用すると改善がスムーズに進む事を経験しています。

漢方薬を飲み始めて2週間後

服用を開始して3日後から、かえって痛みが激しい日が2日ぐらい続きましたが、その後急速に症状が改善して、下腹部の差し込むような痛みと太腿の違和感が無くなりました。
膀胱の痛みとムズムズとした違和感も、少しずつ軽くなってきています。

一時的に痛みが強くなったのは、おそらく瞑眩反応だと思われます。
瞑眩反応とは、急速に症状が改善する前に、一時的に病気の症状が強く現れる好転反応の事です。
頻繁に起こる事ではありません。ただし稀にですが起こる事があります。

1か月後
引き続き下腹部の痛みは消失しています。
まだ長く座って圧迫されたりすると、少し気になる事があるようですが、膀胱の違和感や痛みも大幅に改善しています。
他の事に気を取られていると忘れている事もあるそうです。

この調子で漢方治療を続けることで、症状の消失に向けて取り組んでいきたいと考えています。

間質性膀胱炎は、漢方薬で改善する事のある疾患です。
今回は思いのほか改善が早く進んでいますが、通常は服用開始から1~3ヵ月ぐらいかけて少しずつ自覚症状が軽減してくる事が多いです。

また間質性膀胱炎は、病院治療で一時的に症状が落ち着いても再発する事が多いと言われています。
漢方薬の服用を続けて、原因部分を根治させると再発の可能性も大幅に減らせると考えています。

この方の漢方薬の代金 2種類の漢方薬 1日あたり700円(税別)(体質・症状によって代金は異なります)