泌尿器疾患の漢方改善症例

①60代・女性

 

頻尿と排尿後の不快感、鈍痛の症状でご相談がありました。

 

半年前から、トイレに行っても30分~1時間でまた行きたくなる状態が続いています。
日中だけでなく、夜中にも何度もトイレに行きたくなり目が覚めるため、慢性的な寝不足にもなっています。

 

病院で幾つかの検査をしましたが、細菌感染は見つからず「間質性膀胱炎」の疑いと診断されたようです。

 

問診や糸練功の結果から、頻尿症状と下腹部の違和感や鈍痛の改善を目的に気虚をベースとした上盛下虚の方位のある漢方薬をお出しました。
また食べ物では辛い物や刺激物は控えて頂きました。

 

漢方薬の服用を開始して1ヵ月後には、排尿後の違和感や鈍痛が消失しました。
トイレの回数も減り、夜中に何度も目が覚める事が無くなりました。

 

2ヶ月後には、調子を崩す前の状態に戻りました。
その後3ヵ月間再発防止を目的に服用を続けて頂き、漢方治療を終了しました。

 

漢方薬の代金 1日あたり 400円(税別)

 

②50代・女性 

間質性膀胱炎(ハンナ型)

 

膀胱の違和感・痛みと下腹部の差し込むような強い痛みが続いているため漢方相談に来店されました。
膀胱水圧拡張術及び電気凝固術を受けましたが、症状は改善されなかったようです。

 

膀胱に尿が溜まると痛みが強くなるため、トイレにも頻繁に行っています。
痛みはロキソニンを服用しても改善されないようです。

 

膀胱に対する漢方薬と知覚神経症状に対する2種類の漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めて2週間後には、下腹部の差し込むような強い痛みが消失しました。
瞑眩反応と思われる、一時的な症状の悪化が2日程続いた後で、急速に痛みが改善したようです。

 

1か月後には膀胱の違和感や痛みも大幅に改善しました。

 

その後は痛みは無いものの、排尿後の膀胱の違和感が残った状態が続きました。
根気強く漢方薬の服用を続けて頂き、9ヶ月後には完全に症状が消失しました。
その後は4か月間再発防止のために服用を続けて頂き、漢方治療を終了しました。

 

この方の漢方薬代金 2種類の漢方薬 1日あたり 700円

 

③40代・女性

 

排卵時期の4~5日間に強い下腹部痛と極端な頻尿症状が起こります。
下腹部痛は、鎮痛剤を飲んでも殆ど効果はないようです。

 

漢方薬の服用を始めて最初の3ヵ月近くは、少し良いかな?ぐらいでなかなか改善が進みませんでしたが、気と水の巡りを良くする漢方薬を2種類組み合わせたところ大幅な改善が見られました。下腹部の痛みはとても軽くなり、頻尿で生活に支障が出る事も無くなったようです。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり 500円

 

④40代・女性

間質性膀胱炎

 

数年前から膀胱の痛みやむずむずとした違和感、残尿感に悩まされており、検査の結果「間質性膀胱炎」との診断を受けています。
普段から症状はありますが、特に生理前になると悪化するようです。

 

病院からは抗うつ剤を処方されていますが、服用すると倦怠感や吐き気が起こるため中止しています。

 

体質や症状に合わせて、2種類の漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めると、1カ月後には、症状が起きる回数や痛み、違和感が大幅に減少しました。
漢方薬の服用2ヵ月後には、生理前に数回膀胱に違和感を感じただけで、殆ど症状が気になる事は無かったようです。

 

その後は生理前にのみ1~3日程度症状が出る状態が続きましたが、1年後にはそれも無くなり漢方治療を終了しました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり650円

 

⑤30代・女性

過活動膀胱

 

以前から頻尿症状がありましたが、1年前から大幅に悪化してしまいました。
5分ももたずにトイレに行きたくなり、夜中も何度もトイレに起きるため、極度の寝不足にもなっています。

 

病院では「過活動膀胱」との診断を受けています。最近は睡眠剤も効果が無くなり、夜中に30回以上トイレに起きてしまうようです。

 

2種類の自律神経に対する漢方薬をお出ししたところ、服用から1カ月後には夜中にトイレで目が覚める回数が1~2回に減りました。
調子が良いため睡眠薬の服用を中止しても、良い状態が続いています。

 

また日中も少しずつトイレを我慢できる時間が長くなり、残尿感も段々と気にならなくなりました。

 

漢方薬の服用を始めて9ヶ月後には、普段の生活の中で尿意によって支障が出る事は無くなりました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり700円

 

⑥50代・女性

1ヵ月程前から排尿後に膀胱の気持ちの悪さを感じるようになり、ここ数日は排尿後に関わらず常に気持ちの悪さが続くようになりました。
病院の検査では細菌感染は見つかりませんでした。処方された抗生物質を飲んでも、症状に変化は無かったようです。

 

膀胱の気持ち悪さ以外には、痛みや頻尿といった症状はありません。

 

膀胱症状に対して2種類の漢方薬をお出ししたところ、2週間後には気持ち悪さが7割ぐらいに減り、1か月半後には症状は消失しました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円

 

⑦40代・女性

夜中に何度もトイレに起きてしまい、睡眠状態の悪化が続いているため漢方相談に来店されました。昼も夜も1時間程でトイレが我慢出来なくなります。

 

3年程前から症状が始まり、その際は膀胱炎と診断を受けています。
抗生物質の服用で大腸菌感染は無くなったものの、その後も頻尿症状が無くならずに続いています。

 

睡眠導入剤と膀胱を拡張する薬を服用していますが、あまり症状に変化は無く、夜中に何度も目が覚めてしまうようです。

 

排尿に関する自律神経のバランスを整える事を目的に2種類の漢方薬をお出ししました。

 

漢方薬の服用開始2週間後には、日中は尿意が薄れ4時間ぐらいトイレの間隔が空くようになりました。

 

調子が良いので、膀胱を拡張する薬の服用は止めたようです。1ヶ月半後には睡眠導入剤を止めても、夜中に目が覚める回数は2回ぐらいに減りました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円

 

⑧40代・女性

5年程前から、頻尿や尿意切迫感、残尿感に悩まされており、病院では過活動膀胱か間質性膀胱炎の可能性があるとの診断を受けています。

 

自律神経を整える2種類の漢方薬をお出ししたところ、服用開始2カ月後にはトイレに行く回数が大幅に減ってきました。
また尿意切迫感や残尿感も、以前ほど気にならなくなったようです。
常にトイレの事が頭にありましたが、忘れる事が増えてきました。

 

頻尿症状以外にも生理前のいらいらや睡眠状態も改善してきたようです。
そのまま服用を続けて頂き、毎年悪化する冬も症状が落ち着いていたため漢方治療を終了しました。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税抜き)

 

頻尿、残尿感、過活動膀胱などの膀胱に関する症状は、漢方薬の得意分野の一つです。
また難治性の膀胱疾患である「間質性膀胱炎」も、漢方薬で改善出来ることがあります。

 

色々な治療や薬を試したけど改善しない方。また他店で漢方薬を飲んだけど良くならなかったという方も一度ご相談下さい。