光線過敏症からの蕁麻疹と思われる症例

〇30代・女性

1ヵ月程前から日に当たると顔が赤くなったり、痒くなったりするようになりました。

 

皮膚科で抗アレルギー薬とステロイド軟膏を処方されていますがあまり変化は無く、1週間前から夕方から夜にかけて毎日蕁麻疹が出るようになったため漢方薬の相談に来店されました。
蕁麻疹は強い痒みを伴い、顔のみに出るようです。

 

症状の出方や糸練功の反応から2種類の漢方薬を組み合わせて飲んで頂くようお出ししました。

 

漢方薬を飲み始めると数日で、日に当たった際の赤みや痒みが少し軽くなり、蕁麻疹も出ない日がでてきました。

 

このまま落ち着くかと思われましたが、服用開始から10日目に2日続けて屋外の行事毎に参加してから再び毎日蕁麻疹が出るようになってしまいました。

 

少し迷いましたが漢方薬自体は合っていると思われましたので、そのまま同じ漢方薬の服用を続けて頂くと、1週間ほどで蕁麻疹が出る事が無くなりました。また日に当たった際の顔の赤み、痒みも気にならなくなりました。

 

その後は服用開始から1カ月頃に軽い蕁麻疹が一度出ただけで、それ以外は症状無く過ごす事が出来たようです。

 

段々と日差しが強くなる時期だった事もあり、その後も3カ月近く同じ漢方薬を続けて頂き、調子が良いため漢方薬の量を2/3に減らしました。

 

漢方薬の量を減らした後、1度だけ顔に痒みを感じたようですが、それ以外は症状が気になる事はありませんでした。

 

そのまま2ヵ月近く服用して頂き、日に当たっても痒みも蕁麻疹も起きる事は無く、調子が良いため服用を止めて様子を見たいとのご本人の希望もあり漢方治療を終了する事になりました。

 

蕁麻疹は様々な原因で起きるため、抗アレルギー剤を服用してもあまり効果が無く、長期に渡り症状が続くケースも少なくありません。

 

そのような場合も漢方薬で改善出来る事があり、また蕁麻疹が起きる原因部分から改善すれば再発する可能性も大きく減らす事が出来ます。

 

この方の漢方薬代金 1日あたり400円(税別)(体質、症状により代金は異なります)