毎年12月上旬になると硬い痔核が脱出してしまい、戻す際に痛みがあるとご相談を受けました。
今年も11月頃から徐々に脱出が目立つようになり、12月に入ると戻りづらくなって痛みも出てきてしまったとのことです。
漢方では、痔核を「身体の下部における血流の停滞(お血)」と捉えるため、血流を改善する漢方薬を処方することが多くあります。また、普段からよく歩く、湯船にしっかり浸かるなど、血行促進を意識していただくことで改善が早まる傾向があります。
【漢方薬の服用を開始して2週間後】
まだ脱出の回数自体に変化はありませんが、「脱出部分が少し柔らかくなった気がする」との事です。
糸練功で確認したところ、改善の反応がやや鈍く感じられたため、エキス剤からより効果の高い「煎じ薬」へ変更しました。
漢方薬は種類によって、煎じ薬の方が効果が高いもの、エキス剤とあまり変わらないもの、散剤(粉薬)、丸剤が最も適しているものなど、それぞれ特徴があります。
【煎じ薬に変えて更に2週間後】
漢方薬の服用前は、少し力を入れたり料理のために台所に立っているだけでも脱出してしまうことが増えていました。
現在は排便時に少し脱出する程度で、すぐに戻るため痛みもありません。日常の立ち仕事などで脱出することは無くなりました。
冬場限定の脱出ということもあり、症状が比較的中程度だったためか、非常に順調な改善を見せています。 現在は症状が落ち着いていることや、お仕事が忙しく煎じ薬の継続が難しいことから、再びエキス剤へ戻して経過を観察しています。
このまま服薬を継続し、痔核の根本原因である血流をしっかりと改善しておけば、来冬以降は同様の症状に悩まされる可能性は極めて低くなると考えられます。
この方の漢方薬代金 1日あたり エキス剤 440円(税込)(煎じ薬の場合 550円(税込み)) 補助剤90円(税込)(代金は症状・体質により異なります)
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