花粉症(鼻水、目の痒み)の改善(40代・男性)

毎年3月~4月下旬ごろまで鼻水、くしゃみ、目の痒みで悩まされているため漢方薬のご相談に来店されました。体質的に水の巡りに問題がありそうです。ご本人に自覚は無いようですが、全体的な雰囲気から冷えも伺えます。
糸練功(筋力反射テスト)の反応では腎という水の巡りに関する働きが弱いようです。

ご相談に来店されたのは2月下旬で、まだ症状は殆ど出ていませんでしたが、利水作用、温める作用の漢方薬をお出ししました。数日後から花粉の飛散が本格化すると、鼻水が垂れてくるようになってしまいました。

改めて糸練功でお調べして、最初に出した漢方薬に加えて、もう1種類温める作用の漢方薬を追加するとかなり症状が落ち着いたようです。完全にゼロという訳にはいきませんが、日によっては1日を通して殆ど気にならない日もあるようです。

4月末まで同じ漢方薬の服用を続けて終了としましたが、例年に比べてかなり楽に過ごす事が出来たようです。

この方の場合は冷えと水捌けの悪さが大きく影響していたと思われますので、普段から冷たいものの摂り過ぎを控えると、来年の花粉の飛散が増える時期も比較的に楽に過ごせる可能性があります。

花粉症は適切な漢方薬の服用で症状を緩和出来る事があります。
また花粉時期だけでなく通年性アレルギー性鼻炎に対しても漢方薬は効果がある事が多いです。
鼻炎症状でお困りの方はご相談下さい。

この方の漢方薬代金 1日あたり600円(税別)(体質、症状により代金は異なります)

〇花粉症の東洋医学的な原因
花粉症の東洋医学的な原因でもっとも多くみられるのは、水滞(水の巡りの悪さ)と冷えが重なっているケースです。
外見的には色白、浮腫み易い、皮膚の水気が多いなどの特徴があります。
このような体質的傾向のある方が、冷たいもの、生野菜、果物などを摂り過ぎたり、過度に水分を摂り過ぎると花粉症状もあきらかに悪化します。健康のためにと考えて、飲みたくも無いのに無理に水分を摂り過ぎて体調を崩すのもこのタイプが多いです。

熱がこもり易く、冷えが殆ど無いタイプの方で水滞がある場合は、利水作用+清熱作用の漢方薬が合う方がいます。花粉などの刺激で粘膜の炎症が起き易い体質といえると思います。

上記以外で水気の無いタイプ、浅黒い皮膚、皮膚の乾燥が目立つタイプの花粉症の中には、解毒証体質といわれる体質の方がいます。血による滋潤作用が不足しており、それによって炎症を起こし易い体質です。
花粉の刺激と春の陽気が相まって、身体上部に炎症が起こり易くなります。
目の痒みや鼻詰まりが主症状で、鼻水も出ますが量は少なく、垂れて困るという程では無いケースが多いように思います。炎症が悪化すると副鼻腔炎に移行する事もあります。

上記以外にも様々な要因が考えられます。大切なのは症状や体質的な傾向に合った漢方薬を服用する事です。

花粉の飛散量が増える時期だけの服用でも、症状を緩和する事が出来ますが、症状が落ち着いた後も一定期間、体質的な弱点の改善を目的に漢方薬の服用を続けると、体調全般に良い効果があると思います。

また生活習慣の見直しも大切です。
多くの場合は冷え+水の巡りの悪さが原因ですので、身体を冷やす冷たい飲みものや生野菜、果物の摂り過ぎは控える事が大切です。

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