3年程前から咳が出るようになり、病院では喘息の初期症状と診断された女性から相談がありました。
抗生物質やステロイド治療で対応してきたがなかなか改善せず、今回も3週間前から咳が続いてしまっているとの事でした。

糸練功でお調べすると現在出ている咳(標治部)と、咳が出てしまう体質改善(本治部)の2つの漢方薬に対する反応がありました。まずは咳の症状(標治部)に対して漢方薬をお出しすると、服用2週間ぐらいから咳が落ち着き始め、咳き込むことが無くなりました。

そこまで酷い喘息症状では無いため、このまま順調に改善すれば割と早い段階で本治部の漢方薬に切り替えられると思いましたが、お仕事が忙しい事と咳が出なくなるとついつい油断して漢方薬を飲まなくなるため中々改善が進みません。飲まない時期が続くとまた咳が出だして、慌てて飲みだすと落ち着くという状態が続きました。

漢方服用開始9ヶ月で咳に対する本治部の漢方薬に切り替えることが出来て、2年後に再発防止を目的としたより深い体質改善の漢方薬に変更しました。

毎日服用を続けていればかなり治療期間は短縮出来たとは思いますが、漢方服用開始3年後に再発の恐れも無いと判断して漢方治療を終了することが出来ました。